イベントレポート
東京タワー大展望台で「RICOH THETA 360°VR映像展」開幕
VR映像コンテストの優秀作品を体感 12月2日(金)まで
2016年12月1日 15:10
リコーによるイベント「RICOH THETA 360°VR映像展 - VRは『見る』から『撮る』へ-」が、東京タワー大展望台で12月1日に開幕した。12月2日も11時〜19時の間で開催する。
9月26日から10月26日まで、"あなたが撮ったVR(バーチャルリアリティ)"をテーマに作品募集していた「RICOH THETA VR映像コンテスト」の優秀作品15点が決定。特設サイトのほか、東京タワー大展望台の会場でVRビューアーを用いて鑑賞できる。
12月1日に行われたオープニングイベントでは、リコーイメージング株式会社 代表取締役社長の赤羽昇氏が挨拶。「THETAは構図が関係ないカメラで、結婚式の集合写真や不動産なども1枚撮れば済む、便利で実際的なカメラ」、「VRというと自分から遠く感じる方も多いが、ヘッドマウントディスプレイを使って楽しさや便利さを体験してもらいたいとの思いで開催した」と話す。
続いてステージには、全天球映像作家の渡邊課 渡邊徹さんと、元サッカー選手の澤穂希さんが登場。優秀作品や、二人の撮影した全天球映像を見ながらトークを行った。
渡邊さんは、全天球映像で「場所と自分」を記録できる面白さに言及。その場の高さ・広さは言葉で伝わりにくかったが、ヘッドマウントディスプレイでより効果的に体感してもらえるとコメント。子供の成長記録を撮っていて、THETAを低い位置に構えて撮ると、子供の目線を体感できて面白いという。
澤さんはスポーツの現場を360度映像で見た場合、自分の後ろやフィールド全体を見られる可能性と、観客の表情を見られる楽しさに興味を示していた。360度映像の臨場感と、THETAならではの携帯性を多くの人に感じてほしいという。
会場には、作品鑑賞のためのVRヘッドセットを用意。優秀作品および渡邊徹さんの作品を自由に見られる。用意されていたヘッドセットはスマートフォンをセットするタイプのもので、静止画もしくは動画が常時再生されている。パソコンのモニターで見るのとは異なる没入感と、このVR映像を小柄なTHETAひとつで撮れるという面白さを実際に体験したい。