ニュース
「ライカSL」国内発表会レポート
新しいライカTLレンズの姿も
Reported by 本誌:鈴木誠(2015/11/9 13:45)
ライカカメラジャパンは11月6日、ミラーレスカメラ「ライカSL」の製品発表会を都内で開催した。会場ではライカSLの実機とともに、ライカT用の新レンズや新しいアクセサリーの姿もあった。
ライカSLは、ライカカメラ社が10月20日に発表した35mmフルサイズフォーマットを採用するミラーレスカメラ。高精細なファインダーをはじめ、交換レンズも含めた防塵防滴のシーリングや、堅牢性を意識したアルミ削り出しボディなど、プロ向けのシステムカメラと位置づけている。
レンズマウントはライカTと共通のライカLバヨネットマウント。24-90mm F2.8-4の標準ズームが同時発売され、追って90-280mm F2.8-4の望遠ズームレンズと、単焦点のズミルックスTL 50mm F1.4が発売される。発売は11月末を予定しており、価格はボディが税別92万円前後、同時発売の標準ズームレンズが税別62万円前後の見込み。ライカストアでも11月11日から実機を展示するという(ライカ銀座店のみ、11月7日から展示)。
本誌では国内発表会に先駆けてドイツ・ウェッツラーのライカカメラ本社で行われた発表イベントおよびインタビューを通じ、既にライカSLについてお伝えしている。以下の既報記事も併せてご覧いただきたい。
会場で見かけたライカT用の「ライカ ズミルックスTL f1.4/35mm ASPH.」は、ライカTの最新ファームウェアVer.1.4の公開とともに予告された新レンズ。2016年春の発売を見込んでいる。
新しくラインナップされるクリップオンストロボ「SF40」は、小型ながら発光部を上下左右に回転でき、キャッチライトパネルやワイドパネルを内蔵する高機能タイプの製品。ライカSLをはじめ、ライカMにもバランスよく取り付けられそうな印象を持った。動画撮影向けのLEDライトも搭載する。発売時期や価格は未定。