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リコーイメージング、板橋区にペンタックスカメラ30台を寄贈

区内学校の生徒会に 旧機種デモ機材を再活用

左からリコーイメージングの赤羽昇氏、板橋区長の坂本健氏、板橋区教育委員会教育長の中川修一氏

リコーイメージングは10月1日、同社が所在する東京都板橋区の教育委員会にペンタックスブランドのデジタルカメラ30台を寄贈した。

元JAXA宇宙飛行士の山崎直子さんによる環境講演会に合わせ、同社代表取締役社長の赤羽昇氏、板橋区長の坂本健氏、板橋区教育委員会教育長の中川修一氏が板橋区立文化会館に臨席。旭光学工業の時代から60年以上にわたり板橋に縁のあるリコーイメージングが、地域貢献の一環として行なった。

寄贈されたカメラは、PENTAX Kシリーズ一眼レフが20台、ミラーレスのPENTAX Qシリーズが10台。それぞれ標準ズーム相当のレンズを同梱し、機種でいうとK-5 II、K-5、K-30、K-50、PENTAX Q7などが含まれるという。

これらは全て広報機材としてメディアへの貸し出しなどに使われてきたが、旧機種となったことで「一旦役目を終えた」個体。こうしたデモ機材は社員教育用へ流用するのが主だったというが、今回は地域貢献にもなるとの考えから板橋区の教育委員会と相談し、区内学校の生徒会に寄贈することが決まった。広報誌の制作などに利用されることを見込む。

同社は、会場内にペンタックス、リコーの各ブランドのカメラ、ペンタックスブランドの双眼鏡を展示。講演会のテーマ「みんなで考えよう!瑠璃色の星=かけがえのない地球、未来を!」にちなみ、1980年にNASAの観測衛星に搭載されたPENTAX auto110も展示していた。

リコーイメージングのブース
ペンタックスKシリーズ
PENTAX Q-S1とRICOH THETAシリーズ
宇宙に行ったカメラとしてのauto110をアピール
コンプリートキットの外箱
PENTAX auto110

ブースでは、「これ、もう(110の)フィルムがないんだよな」、「古いカメラがなかったら言ってくれ、うちにあるから」などとスタッフに声をかけるベテラン来場者や、天体ファンに向け「新しいTHETA Sなら星空も360度撮れます」とのアピールを忘れないスタッフの姿が印象的だった。

天体ファンにTHETA Sをアピール

おまけ

リコーイメージングと同じく板橋区の企業出展の中に、有限会社岡田商店の「ふなっしーロボ」があった。テレビ番組に登場したロボットで、ときおり「梨汁」と称して大きな破裂音と共に口から蒸気を噴射し、老若男女を驚かせていた。

ふなっしーロボ
よく見ると結構ボコボコ。戦闘によるものだという。頭上の管は梨の種を打ち出すバズーカ
梨汁ブシャーをやっていただいた
攻撃すると、ちょっと悪そうな顔になる

(本誌:鈴木誠)