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ニコン、500mm F4と600mm F4をリニューアル

蛍石で大幅軽量化 VRモード「SPORT」も搭載

AF-S NIKKOR 500mm f/4E FL ED VR

ニコンは、超望遠レンズ「AF-S NIKKOR 500mm f/4E FL ED VR」および「AF-S NIKKOR 600mm f/4E FL ED VR」を7月16日に発売する。価格は前者が税別120万円、後者が税別147万5,000円。

AF-S NIKKOR 600mm f/4E FL ED VR

ともに2008年1月に発売した「AF-S NIKKOR 500mm f/4G ED VR」、「AF-S NIKKOR 600mm f/4G ED VR」の後継モデル。

新たに蛍石を2枚使用することで、大幅に軽量化した。500mmは従来比約790g減の約3,090g、600mmは同約1,250g減の約3,810gを実現。同クラスのレンズで世界最軽量を謳う。

手ブレ補正機構には、動きの変化が激しい被写体に適したVRモード「SPORT」を新搭載した。手ブレ補正効果は4段分としている。また電磁絞り機構を採用することで、AEの安定性を高めた。

三脚座リングにはベアリングを用いたことで、スムーズに回転できるという。さらに600mmは三脚座の向きを変更して、レンズの重心をカメラ側に寄せることで機材の取り回し性を高めた。

引き続きナノクリスタルコート、EDレンズ、超音波モーターなどを採用した。

500mmのレンズ構成は12群16枚(保護ガラス含む)。最短撮影距離は3.6m。最大撮影倍率は0.15倍。フィルターは差し込み式で40.5mm。最大径×全長は約140×387mm。

600mmのレンズ構成は12群16枚(保護ガラス含む)。最短撮影距離は4.4m。最大撮影倍率は0.14倍。フィルターは差し込み式で40.5mm。最大径×全長は約166×432mm。

(本誌:武石修)