ニュース
海外発表:LUMIX G「MACRO 30mm F2.8」「42.5mm F1.7」
ともに手ブレ補正搭載
Reported by 本誌:鈴木誠(2015/2/24 12:32)
パナソニックは、2本のマイクロフォーサーズレンズを海外で発表した。等倍撮影できる60mm相当F2.8のマクロレンズと、小型軽量な85mm相当F1.7の大口径中望遠レンズ。ともに手ブレ補正機構を搭載。
いずれも海外で3月発売予定。現地での価格および日本国内での発売に関する情報はまだない。
LUMIX G MACRO 30mm/ F2.8 ASPH. / MEGA O.I.S.(H-HS030E)
これまでフォトキナ2014やCP+2015で参考出品のあった30mmマクロレンズ。35mm判換算60mm相当の画角で、等倍撮影に対応する。
240fps駆動AF、手ブレ補正機構MEGA O.I.Sに対応。カラーはブラックのみ。
最短撮影距離は0.105m。フィルター径は46mm。最大径×全長は58.8×63.5mm。重量は180g。
マイクロフォーサーズの等倍マクロレンズには、パナソニックの「LEICA DG MACRO-ELMARIT 45mm / F2.8 ASPH. / MEGA O.I.S.」、オリンパスの「M.ZUIKO DIGITAL ED 60mm F2.8 Macro」があるが、換算60mm前後のものは初。
LUMIX G 42.5mm/F1.7 ASPH./POWER O.I.S.(H-HS043E)
35mm判換算85mm相当の中望遠レンズ。手ブレ補正機構(POWER O.I.S.)、240fps駆動のAFに対応する。ブラックとシルバーを用意。
最短撮影距離は0.31m。フィルター径は37mm。最大径×全長は55×50mm。重量は130g。
近いスペックのマイクロフォーサーズレンズには、オリンパスの「M.ZUIKO DIGITAL 45mm F1.8」がある。フィルター径は37mmで同じ。パナソニックのこちらは手ブレ補正機構を搭載しながらオリンパスのそれに比べ、さほど大きく重くはなっていない模様。最短撮影距離は45mm F1.8の0.5mに対し0.31mと短い。
また、パナソニックで同様の焦点距離を持つレンズには「LEICA DG NOCTICRON 42.5mm / F1.2 ASPH. / POWER O.I.S.」が存在。NOCTICRONはF1.2の大口径で、フィルター径67mm・重量425gと大柄。今回発表のLUMIX G 42.5mm/F1.7 ASPH./POWER O.I.S.は、それに比べてより手軽な明るい中望遠レンズという位置付けと思われる。