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【CP+】パナソニック、「LUMIX CM1」「4K PHOTO」をアピール

CP+2015のパナソニックブースでは、「LUMIX DMC-GF7」などの新カメラを展示するとともに、「4K PHOTO」をアピール。また、スマートフォン機能を内蔵した高級コンパクトデジタルカメラ「LUMIX DMC-CM1」を展示し、来場者の注目を集めていた。

4K PHOTOは、4K動画撮影機能を生かし、動画から4Kサイズの画像を切り出したもの。4K動画は通常30fpsで記録されるため、フレームごとに切り出せば秒間30コマ連写と同じ扱いとなる。そのため、通常では撮影できないような決定的瞬間を抑えられたり、シャッターを押してからさかのぼって決定的瞬間を切り出す、といった使い方ができる。

4K PHOTOに対応したLUMIX DMC-GH4
動きのあるモデルを4K PHOTOで撮影するコーナーも

ミラーレスカメラでは「LUMIX DMC-GH4」が4K動画撮影や4K PHOTOに対応。コンパクトデジタルカメラでも「LUMIX DMC-LX100」や「LUMIX DMC-FZ1000」が4K動画撮影と4K PHOTO、そして15fpsながらCM1が4K PHOTOに対応している。

4K動画をアピールするため、ドローンを使った空撮システムや動画撮影システムも展示していた

ブースでは、4K PHOTO対応のカメラを展示して来場者がモデルの動きを撮影するコーナーを設けたほか、ブース中央のメインステージでは、4K動画の使い方を解説するセミナーも実施されるなど、4K PHOTOおよび4K動画を積極的にアピールしていた。

その中でも注目されていたのはCM1。国内販売が決まり、発売前にじっくり触れる機会とあって多くの人がひっきりなしに手に取ってはさまざまな設定を試していた。実機を試せるとともに、4Kタブレットで作例を紹介するなど、積極的にアピールされていた。

CM1コーナー
CM1
SIMフリーのスマートフォン機能を内蔵した1インチセンター搭載デジタルカメラ

ちなみに、CM1は国内では2,000台限定の販売。すでに欧州での販売は開始されているが、「日本での反応の方が強い」(ブース説明員)とのこと。2,000台といっても発売日に一斉に投入できるわけではないため、発売日に手に入れたければ、早めに予約した方がいいようだ。

センサーとレンズユニット

なお、CM1用のケースを、ビームコーポレーションが「COTTA」ブランドで発売することになっており、会場にブースを構えているほか、パナソニックブースのCM1コーナーでも説明員が着用してアピールしていた。パナソニックと共同で開発したとのことで、CM1にジャストフィットするレザーケース、レザージャケット、ハードジャケットの3種類を用意。レザーのケース・ジャケットはCM1発売と同時に、ハードジャケットはやや遅れて発売する予定。

COTTAのCM1用レザーケースとジャケット
レザーケースに入れたところ
ハードジャケット

そのほか、フォトキナ2014で参考出品されたマイクロフォーサーズマウントの30mm F2.8のマクロレンズが、今回もケース内で参考出品として展示。

参考出品の30mm F2.8

2月13日発売の新モデル「LUMIX DMC-GF7」も展示されており、自由に触れるようになっていた。

LUMIX DMC-GF7

(小山安博)