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中判デジタル一眼レフ「ライカS」(Typ007)が9月発売

45×30mmのCMOSセンサー 4K動画記録に対応

ライカカメラ社は、中判デジタル一眼レフカメラ「ライカS」(Typ007)を9月に発売する。価格は税込259万2,000円。

2014年9月のフォトキナで発表し、2015年の発売を予告していた製品。具体的な発売時期が決定した。ライカSシリーズで初めてCMOSセンサーを採用したことで、ライブビューおよび動画記録に対応した点が特徴。

撮像素子は有効3,750万画素の30×45mm(ライカプロフォーマット)CMOSセンサー。画角は35mm判換算の焦点距離約0.8倍に相当。光学ローパスフィルターレス構造を採用する。感度設定範囲はISO100〜ISO12500。

ライカSレンズのほか、別売でマウントアダプターも用意しており、ハッセルブラッドHレンズとコンタックス645レンズを利用可能。AF、自動絞り、レンズシャッターも動作する。

シャッターはカメラ内のフォーカルプレーンシャッター(最高1/4,000秒、ストロボ同調は最高1/125秒)と、レンズ内のセントラルシャッター(最高1/1,000秒までストロボ全速同調。ライカSのCSレンズのみ搭載)を使い分けられる。連写速度は3.5コマ/秒。

動画記録は4,096×2,160(24コマ/秒)および1,920×1,080(24、25、30コマ/秒)のMOV形式。

GPS機能、無線LAN機能を搭載する。iOSスマートデバイスと組み合わせたリモート撮影も可能。対応記録メディアはCF(UDMA7)およびSDXCカード。

外形寸法は160×80×120mm。重量は約1,260g(バッテリー除く)。ボディは防塵防滴仕様。

(本誌:鈴木誠)