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【フォトキナ】シグマが「35mm F1.4」など新レンズを開発発表

〜ズーム域別のピント微調整機能も提供

 シグマはフォトキナ開幕前日となる17日(現地時間)に、関係者向けのイベントを開催。3本の新レンズを発表した。


17-70mm F2.8-4 DC Macro OS HSM 35mm F1.4 DG HSM

120-300mm F2.8 DG OS HSM

 イベントの中で、すべての同社製交換レンズを今後3つのプロダクトライン「Contemporary」、「Art」、「Sports」に統合することを明らかにした。特徴をよりわかりやすくするためという。対応するレンズにはそれぞれの頭文字「C」「A」「S」が表記される。
新たな3つのラインでは、それぞれの頭文字がレンズに付く

 Contemporaryは高い光学性能とコンパクト性を両立させたラインで、標準、望遠、高倍率ズームレンズが含まれる。

 Artは、高水準の芸術的表現に対応するというライン。大口径単焦点レンズ、広角レンズ、超広角レンズ、マクロレンズ、魚眼レンズなどが含まれる。

 Sportsは、光学性能はそのままに、撮影者の意図にダイレクトに応えるというライン。望遠レンズ、望遠ズームレンズ、超望遠レンズ、超望遠ズームレンズなどが含まれる。


3本の新レンズを開発発表

 今回、これらのラインに対応したレンズ3本の開発発表を行なった。いずれも価格は未定。

 Contemporaryの第一弾は、標準ズームレンズの「17-70mm F2.8-4 DC Macro OS HSM」(APS-C機対応)。同名の従来モデルよりも30%小型化している。2013年初期に発売する。



 Artの第一弾は、大口径広角単焦点レンズ「35mm F1.4 DG HSM」(35mmフルサイズ機対応)。同クラスのレンズとしてはやや大きなサイズだが、「画質を優先した設計」(シグマ)だとする。最新のデジタルカメラの描写にも十分に耐えうるとしている。2012年11月に発売する。



 Sportsの第一弾は、大口径超望遠ズームレンズ「120-300mm F2.8 DG OS HSM」。従来モデルに無かったフォーカスリミッターを新たに搭載する。本体は防塵防滴仕様とした。2013年初期の発売を目指す。



フォーカスリミッターを搭載した 構えたときに左手の指が落ち着くようなくぼみを設けた

 今後の新製品もこのいずれかのラインとして発売される。また現行のレンズも、順次いずれかのラインのモデルとして発売されるという。

 今回からデザインも一新した。これまで同社レンズのデザインは社内のデザイナーが行なっていたが、新レンズ3本は外部のデザイナーを起用したという。従来よりも高級感のある外観になったと感じた。


焦点距離別のAF微調整が可能に

 併せて、レンズとパソコンを接続してさまざまな機能拡張ができるシステムも発表した。

 1つは「フォーカスアジャストメント」で、いわゆる“ピント微調整機能”。これまでカメラボディでこの機能を設定できるカメラはあったが、ズームレンズであっても、ほとんどが1つの焦点距離で合わせる仕様だった。


焦点距離別のフォーカスアジャストができる ピントが合う距離もあらかじめ絞り込める。航空機の撮影などに向くという

 今回シグマでは、ズーム域別にフォーカスアジャストメントが行なえるシステムを用意する。レンズとパソコンを専用USBドックで接続し、調整する。USBドックは2013年初期に発売する。ソフトは無償でダウンロード提供する。

 補正データはレンズに記憶されるのでカメラの種類は問わない。

 またUSBドックを使ってフォーカスリミッター機能やAFの速度と精度のバランスを変更できる。なお、USBドックが対応するのは今回の新レンズ以降の同社製レンズとなる。また、カメラボディを使わずにファームウェアアップデート行なえるようになる。


AFの精度とスピードのバランスも調整できる ファームウェアアップデートもパソコンから行なえる

USBドック



(本誌:武石修)

2012/9/18 10:32