ソニー、タッチパネル採用の10倍ズーム機「サイバーショットDSC-WX170」


 ソニーは、光学10倍ズーム以上で最小最軽量というコンパクトデジタルカメラ「サイバーショットDSC-WX170」を8月3日に発売する。価格はオープン。店頭予想価格は3万円前後の見込み。


ピンクホワイト
ブラックゴールド

 35mm判換算25-250mm相当の10倍ズームレンズを搭載するコンパクトモデル。同様の10倍ズームレンズを搭載するサイバーショットDSC-WX100をベースに、同クラスでは採用例が少ないというタッチパネルを採用した。レンズは7群9枚のソニーGレンズ。背面に操作ボタンはない。

 タッチパネル式の液晶モニターを採用したことにより、本体はDSC-WX100よりわずかに薄型化。同社ではDSC-WX100に引き続き、光学10倍ズーム以上のモデルにおいて世界最小最軽量を実現したとしている。液晶モニターは3型92万ドット。

薄型モデルのTXシリーズと同様のUIを採用上面に再生ボタンなどを配した

 撮像素子は有効1,820万画素の裏面照射型CMOSセンサー「Exmor R」。通常撮影に加え、自動シーン認識機能「おまかせオート」、デジタル処理でぼけ表現を加える「背景ぼかし」、3D静止画などの撮影モードを搭載。ピクチャーエフェクトには新たに「イラスト調」、「水彩調」を追加した。タッチパネルによるタッチAF、ペイント機能なども利用できる。

ピンク
ホワイト
ブラック
ゴールド

 なお、DSC-WX100にあった「3Dスイングパノラマ」と「3Dスイングマルチアングル」は省略した。また、TransferJetにも非対応。動画記録は1,920×1,080ピクセル/60iのAVCHD、1,440×1,080ピクセル/60iのMP4などに対応する。

 カメラ本体と同日に、WXシリーズ用のソフトケース「LCS-TWN」(3,255円)も発売する。DSC-WX170とカラーコーディネートが可能で、ケースと同色のリストストラップが付属する。フラップはマグネット式。

LCS-TWN
左からピンク、ホワイト左からブラウン、ブラック

製品名DSC-WX170
撮像素子1/2.3型有効1,820万画素裏面照射型CMOS
レンズ25-250mm相当(35mm判換算)F3.3-5.9
最短撮影距離
(レンズ前)
5cm(広角端)
150cm(望遠端)
手ブレ補正光学式
感度ISO100-3200度
ISO6400-12800(連写合成)
露出プログラムプログラムAE
測光方式マルチパターン、中央重点、スポット
シャッター速度4-1/1,600秒
液晶モニター3型92万ドット感圧式タッチパネル
記録メディアSDXC/SDHC/SDメモリーカード、メモリースティックデュオ、Eye-Fi
内蔵メモリー(約19MB)
連写速度約10枚/秒(最大10枚)
動画記録AVCHD(1,920×1,080・60i・24M)など
バッテリーリチウムイオンバッテリーパックNP-BN(同梱)、NP-BN1。USB充電対応
撮影可能枚数約240枚
外形寸法92.3×52.4×21.5mm
質量約103g(本体)
約119g(バッテリー、メモリーカード含む)



(本誌:鈴木誠)

2012/7/24 13:06