富士フイルム、「X100」「X-S1」の最新ファームウェア


 富士フイルムは21日、レンズ一体型デジタルカメラ「FUJIFILM X100」、「FUJIFILM X-S1」の最新ファームウェアを公開した。

FUJIFILM X100。有効1,230万画素APS-Cセンサー、35mm判換算35mm相当F2の単焦点レンズを搭載する。実勢価格は12万8,000円前後FUJIFILM X-S1。有効1,200万画素2/3型センサー、35mm判換算24-624mm相当の26倍ズームレンズを搭載する。実勢価格は7万9,800円前後

 各更新内容は次の通り(ダウンロードページより引用)。

FUJIFILM X100(Ver.1.20)

  • RAWボタンにほかの機能を割り当てられるようにしました。Setupメニュー内「Fnボタン設定」で割り当てる機能を設定できます。また、「RAWボタンの長押し3秒」で「RAWボタンの設定」へのショートカットもできます。
  • 撮影メニュー内「感度」でも「感度AUTO制御」を設定できるようにしました。
  • シングルAFで「AFモード」エリア選択時、コマンドレバーの中央を押すと、AFエリアを拡大して表示できるようにしました。
  • Fnボタン/RAWボタンに「NDフィルター」を割り当てた時、ボタンを押す毎に「NDフィルター」のON/OFFがダイレクトに切り替わるようにしました。
  • 縦位置で撮影した画像を再生した際、拡大ボタンを押すと画面全体に画像を拡大して表示するようにしました。
  • 再生時に撮影されている人物の顔を拡大する機能を追加しました。
  • 動画時の露出制御およびAF合焦性能、合焦速度を改善しました。

FUJIFILM X-S1(Ver.1.01)

  • 顔追尾AF機能により、顔キレイナビの追尾性能を向上ました。また、動画中にも顔検出を行い検出した顔に対してピントを合わせられるようにしました。
  • EXRAUTOモード時にブルーミング(高輝度の輝点が丸く膨れて見える現象)の発生を低減させるよう改善しました。
  • カメラをPCに接続して使用する際にMacOS10.7に対応しました。また、付属のRAW現像ソフトについてMacOS10.7で動作することを確認しました。
  • AF合焦音のON/OFFを、シャッター音量連動ではなく、操作音量連動に変更しました。
  • 日本仕向けにおいて言語設定画面の言語表示数を35言語に増やしました。
  • 特定の画質設定を行った際に高輝度部分が黒くつぶれる現象を改善しました。
  • マクロ、フラッシュ撮影時に反射部分が緑色になる現象を軽減しました。



(本誌:鈴木誠)

2012/3/21 14:52