富士フイルム、2/3EXR CMOSセンサーを搭載した高倍率ズーム機「X-S1」


 富士フイルムは、26倍ズームレンズを搭載したデジタルカメラ「FUJIFILM X-S1」を12月7日に発売する。価格はオープンプライス。店頭予想価格は8万円前後の見込み。

FUJIFILM X-S1

 同社が10月5日に開発を発表していたモデル。「FinePix X100」、「FUJIFILM X10」に続くXシリーズの第3弾になる。モードダイヤルとコマンドダイヤルはアルミ削りだしで操作感を高めたほか、ボディー全面をラバー調コーティングで仕上げるなどXシリーズの高品位な質感を継承したという。

 撮像素子は有効1,200万画素の2/3型EXR CMOSセンサー。引き続き、高感度・低ノイズ優先、ダイナミックレンジ優先、高解像度優先の撮影方式を選択できる。フル画素で7コマ/秒の連写も可能。フルHD動画の撮影にも対応する。

広角端時望遠端時
広角端時望遠端時

 レンズは35mm判換算の焦点距離24-624mmの26倍ズーム。鏡胴内部機構に金属を使用することで、スムーズな操作感を実現したという。また、マニュアルズームにより微妙なズームコントロールも素早くできるとする。

 2枚のガラスレンズと1枚の非球面レンズを使用した高輝度で歪みが少ないという0.47型、144万ドットの電子ビューファインダー(EVF)も搭載する。液晶モニターは上下可動式。ホットシューも備える。

液晶モニターは上下可動式
内蔵ストロボをポップアップさせたところ
同梱のフードを装着したところ

 

製品名FUJIFILM X-S1
撮像素子2/3型有効1,200万画素EXR CMOSセンサー
レンズ24-624mm相当(35mm判換算)F2.8-5.6
最短撮影距離
(レンズ前)
1cm(スーパーマクロモード広角端)
2m(マクロモード望遠端)
手ブレ補正レンズシフト式
感度ISO100-3200
ISO4000-12800(画素混合)
液晶モニター3型約46万ドット(上下可動)
記録メディアSDXC/SDHC/SDメモリーカード
内蔵メモリー約26MB
連写速度約7コマ/秒
動画記録1,920×1,080・30fpsなど
バッテリーリチウムイオン充電池「NP-95」
撮影可能枚数約460枚
外形寸法135×107×149mm
質量約905g(本体)
約945g(バッテリー、メモリーカード含む)

【2011年11月24日】外観写真14点を追加しました。




(本誌:武石修)

2011/11/24 12:53