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Phase One、文化財アーカイブ向けの「iXGカメラシステム」
最大1億画素で記録 ガラス乾板などの透過原稿にも対応
2017年9月26日 17:28
Phase One Japan株式会社は9月26日、「Phase One iXGカメラシステム」を発表した。価格はiXGカメラシステム(5,000万画素もしくは1億画素)が457万6,000円から、iXG 100MPアクロマティック(IRカットフィルターおよびカラーフィルター非搭載)が687万6,000円から。
超高解像度で大量撮影を行う用途に最適化したというカメラシステム。美術品や文化財のアーカイブプロジェクトにおける、完璧かつ大量にコレクションをデジタル化して保存するという使命・課題のために開発された。
2モーションコピースタンドでサイズの異なる原稿に対応し、フィルムキャプチャーステージを使うとフィルムやガラス乾板などの透過原稿撮影も可能になる。
同システムは高耐久も特徴とし、液晶パネルなどの製造ラインに検査装置として組み込むにも最適としている。iXG-RSレンズのレンズシャッターは100万ショット動作保証があり、iXG 100MPカメラはシャッターメカニズムを使わない電子シャッターモードを備えている。
また、複写や透過原稿などに最適化したというソフトウェア「Capture One CH」も提供。ネガフィルムの自動撮影、フラットアートやブックスキャン、OHPフィルムの複写のためのICCプロファイルも用意している。