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OM SYSTEM、OM-Dをデジタルアーカイブ向けに販売。深度合成スケールとユーザーガイド付き

赤外線撮影用の「IRシステム」を開発中

OMデジタルソリューションズ株式会社は、デジタルアーカイブ向けカメラ「Rシステム」(Record&Research System)を5月に法人および個人事業主向けに発売する。法人向けのOMDS Business Storeで取り扱う。

ミラーレスカメラ「OM-D E-M1 Mark III」もしくは「OM-D E-M1X」に、ワークフローを説明したユーザーズガイドと深度合成早見表付きスケールを同梱した製品。以下のラインナップを用意している。

・OM-D E-M1X_R ボディー
・OM-D E-M1X_R 12-45mm F4.0 PRO レンズキット
・OM-D E-M1 Mark lll_R 12-40mm F2.8 PRO レンズキット

カメラ本体は、立体的な被写体の撮影を助ける「深度合成」機能や、8,000万画素で記録できる「ハイレゾショット」機能をカスタムモードに登録し、呼び出しやすくしているという。PCからの撮影操作にも対応。博物館や美術館、図書館などでのデジタルアーカイブ化をサポートするとしている。

同社では、赤外線を使った調査・研究に最適というデジタルアーカイブ向けIRカメラ「IRシステム」(Infrared rays Record&Research System)を開発中。ハイコストパフォーマンスな赤外線カメラシステムとして、今夏の発売を予定する。販路はRシステムと同じく法人向けのOMDS Business Storeのみ。

小型軽量で入手性に優れ、簡単に高精細な赤外線撮影ができるカメラシステムが望まれているとして開発中の製品。大掛かりな機材では難しい場所での調査・撮影に最適な赤外線対応ミラーレスカメラで、フィルターキットの使用により通常光との比較撮影も容易としている。

本誌:鈴木誠