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難しい光でこそ力を発揮!「Luminar」のAI写真編集
ボタン1つで4つのシーンを印象深く変えてみる
- 提供:
- Skylum
2026年9月9日 07:00
写真撮影では、露出を外してしまったり、光が難しかったりして、撮影時には思い通りにならないことがあります。
そんな写真も、AIを活用した写真編集ソフトである「Luminar」なら、撮影した後から強力にリカバリーできます。
今回は、そうした「撮影時にはどうにもできなかった写真」を実際に編集。露出、光、ゴールデンアワー、夜景という4つのシチュエーションから、どこまで写真を救い、さらに魅力的な作品へ仕上げられるのかを試してみましょう。
Luminar とは?
LuminarはAIを活用した写真編集ソフトで、写真の内容を解析しながら、明るさや色、部分的な補正などを直感的に行えるのが特徴です。
単にパラメーターを調整するだけでなく、写真の中の被写体や空などをAIが認識し、それぞれに合わせた編集を行うこともできます。
気になるのは、利用者の求めるものに対し、AIがどこまでカバーしてくれるのか、でしょう。単なる調整ではなく、フォトグラファーの意向に応え、さらに新しい価値を提供できるのか……そのあたりを、撮影で生じるよくあるケースを例に探ってみましょう。
「光の深さ」で夕方の階調を再現
夕景など強い逆光に出会うと、空は明るく写る一方で、手前の建物や樹木が暗く沈んでしまうことがあります。
今回の写真も、夕日を正面にしたことで右側の建物や手前の樹木がかなり暗くなり、窓や外壁などのディテールが見えにくくなっています。
そこで「光の深さ」を使って、夕景の雰囲気を残しながら暗く沈んだ部分を明るくしてみました。
画面右側「ツール」→「クリエイティブ」から選べる「光の深さ」は、AIが写真の奥行きを解析して、撮影後に光の当たり方を調整できる機能です。写真全体を一律に明るくするのではなく、 手前と奥の明るさをそれぞれコントロールできる のが特徴です。
まずは「近くの明るさ」を調整して、暗く沈んでいた建物や樹木を起こしていきます。すると、ほとんど見えなかった窓や外壁のディテールが少しずつ現れてきました。
ただ、手前を明るくした分、夕焼け空との明暗差が小さくなったので、「遠くの明るさ」を抑えてバランスを調整します。
さらに「暖かさ」で夕景らしい赤みを加え、最後に「深度マップ」で光の当たり方を調整。暗かった部分を単純に明るくしただけではなく、夕日の光が自然に回り込んだような仕上がりになりました。
撮影時にはシルエットになってしまった建物も、ここまで見えるようになります。しかも、空の夕焼けを犠牲にすることなく、写真の雰囲気まで好みに合わせて整えられるのですから、これはなかなか面白い機能です。
明るくなりすぎた人物を自然に
強い光が差し込む場所での撮影では、被写体に露出を合わせるのが難しく、顔や髪などの明るい部分が白くなってしまうことがあります。
下の写真も、窓から入る光によって人物の顔や髪の一部が明るくなりすぎています。
そこで「現像」の「ライト」を使って、明るくなりすぎた部分を抑えながらディテールを引き出してみました。これは、写真の明るさやコントラストを細かく調整できる機能です。
「露出」「スマートコントラスト」「ハイライト」「シャドウ」などを個別に調整できるので、 写真全体の明るさを整えながら、明るすぎる部分や暗い部分をそれぞれ調整できます。
まず「露出」で写真全体の明るさを整え、「スマートコントラスト」で明暗のバランスを調整します。続いて「ハイライト」を下げると、明るくなりすぎていた顔や髪の部分が落ち着き、肌や髪に残っていたディテールが見えてきました。
さらに「シャドウ」を調整することで、暗い衣服の質感も引き出します。明るい部分を抑えるだけでなく、暗い部分も同時に整えることで、写真全体が自然な明るさにまとまりました。
撮影時には明るくなりすぎたと感じた写真でも、RAWデータに残っている情報を引き出すことで、ここまで印象を変えることができます。特に人物の顔や髪、スカーフなど、明るさの調整によって見えにくくなっていた部分のディテールが戻ると、写真そのものの情報量がぐっと増したように感じられます。
「ゴールデンアワー」をもっと印象的に
ゴールデンアワーとは、日の出直後や日没直前の、太陽が低い位置にある時間帯のことです。光が大気を長く通ることで、光が柔らかな暖色系になり、風景に独特の温かみや立体感を与えてくれます。
写真撮影でも人気の高い時間帯ですが、せっかくの美しい光も、写真にすると少し物足りなく感じることがあります。
そして、Luminarには、そのものズバリ「ゴールデンアワー」という名前の機能があり、撮影した写真に残っている夕日の光を、より印象的に引き出すことができます。
この写真も夕日の光は感じられるものの、全体的にはやや落ち着いた印象です。そこで「ゴールデンアワー」を使って、夕暮れらしい暖かさを強めてみました。
「ゴールデンアワー」は「ツール」の「風景」に用意されています。操作はスライダーを動かすだけと非常にシンプル。今回は効果を半分ほど加えるだけで、草木や建物、バイクに当たる 夕日の暖かさや美しさが一気に引き立ちました。 細かなパラメーターをいくつも調整する必要がないのも魅力です。
調整後は、草木の緑や古い建物の質感にも夕日の光が回り込んだようになり、写真全体の雰囲気がぐっと豊かになりました。特に右奥の光と、その光を受けた草地の輝きが印象的です。元の写真にあった夕日の雰囲気を生かしながら、よりドラマチックな1枚に仕上がっています。撮影後に「もう少し夕日の雰囲気を強くしたかった」というときにも使いやすい機能です。
「マジックライトAI」で夜景を美しく
夜景では、街灯や建物の照明など、暗い画面の中に点在する光源が写真の印象を大きく左右します。
そこで「マジックライトAI」を使って、夜景の中の光源に光条を加え、より華やかに演出してみました。
元の写真でも街灯や店舗の照明が夜景を彩っていますが、光源の輝きは控えめです。そこで「マジックライトAI」を使い、街灯などの光源に光条を加えてみました。
「マジックライトAI」は「ツール」の「クリエイティブ」に用意されています。光条を加えたい光源をブラシで指定し、 強度やサイズ、ビーム幅、光条の数などを調整できます。 今回は街灯などを中心に指定し、光源から放射状に光条が伸びるように仕上げました。
調整後は、街灯や建物の照明から光条が伸び、夜景が一気に華やかな印象になりました。特に画面左上の街灯や中央の照明が強く目を引き、暗い街並みにきらめきが加わっています。撮影時にフィルターを使わなくても、後から光源を選んで光条を加えられるのが面白いところ。夜景をもう少し印象的に仕上げたいときに、手軽に試せる機能です。
まとめ
今回、4つのシチュエーションでLuminarを試し、撮影時には難しかった写真も、撮影後の操作で大きく印象を変えられることを実感しました。暗部を起こす、明部を抑える、光を演出するなど、従来の画像編集ソフトとは一味も二味も違ったアプローチができます。
その背景にあるのが、AIを積極的に活用した画像編集方針です。画像編集の技術力に頼らなくても直感的に操作でき、撮影時に「もう少しこうだったら」と諦めていた写真も、手軽に自分のイメージへ近づけられます。
今回の作例を通して、撮影後だからこそできる表現の幅広さも実感しました。失敗を救うだけでなく、夕日の光を強調したり、夜景を演出したりできます。撮った写真を、もう一歩自分のイメージに近づけられることが、Luminarの大きなメリットだと感じました。













