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ニコン Z5IIC

EVF省略でスッキリしたフラットトップのフルサイズ機

ニコンが10月23日(金)に発売するミラーレスカメラ「Z5IIC」の外観をお届けする。

35mmフルサイズセンサーを採用するミラーレスカメラで、その名からも連想されるとおり、同じくニコンのフルサイズモデル「Z5II」の基本性能を踏襲している。そこからEVFを省略したフラットトップのボディデザインが特徴的だ。細かいスペックや価格などは既報記事を参照されたい。

その“カタチ”からは「Z30」を想起した人もいるだろう。Z30といえばVlogをはじめとする動画撮影を手軽に楽しめるコンテンツクリエイター向けのAPS-Cミラーレスカメラだ。

Z30は“Zマウント最小・最軽量ボディ”を謳っており、その大きさは外形寸法が約128×73.5×59.5mm、重量が約405g(バッテリー、メディア込み)だった。Z5IICはフルサイズ機となるので、約134×80.5×72mm・約620g(バッテリー、メモリーカード含む)とさすがにサイズ感には違いが出る点を抑えておきたい。

サイズ感でいうと、2025年10月にニコン初のシネマカメラとして登場した「ZR」に近しい。ZRは約134×80.5×49mm・約630g(バッテリーおよびメモリーカードを含む)だった。

Z5IICはN-RAWの内部収録や10-bit N-Logでの記録に対応しているなど、その意味において本格的な動画撮影に挑戦してみたい人のエントリーモデル的な位置づけにもなるかもしれない。ちなみにZRに搭載されたR3D NEコーデックは採用されていない。

ボディをもう少し細かく見ていくと、フルサイズ機らしくしっかりと深さのあるグリップが備えられているのがわかる。指掛かりもよく、グリップも安定しそうな印象だ。

実際に握ってみたのが下の写真。フルサイズモデルとなるため、実際の撮影時には両手で構えるのがスタンダードであるとは思うが、ここではサイズ感の参考として見ていただきたい。

背面はシンプルな操作系。右手親指があたるサムグリップ部も深みのある形状となっている。

メモリーカードスロットはボディの右側面に搭載。SDメモリーカード(UHS-II対応)に対応する。スロット数は1個。

左側面には各種インターフェースが備えられている。USB Type-C端子、HDMI端子(Type D)、ステレオミニジャック(マイク入力、ヘッドホン出力)を搭載する。

ボディ上面のモードダイヤルには、ニコンのフルサイズミラーレスカメラで初となる「シーンモード」が搭載された。独立したピクチャーコントロールボタンも備え、ワンタッチで好みのピクチャーコントロールや色表現をすぐに呼び出せるようにしている。

そのほかの操作部として、ボディ前面にサブコマンドダイヤルを、マウント脇にFn1ボタンとFn2ボタンを備えた。

動画に向いた機能として、ボディ前面のロゴ上にREC時に点灯するタリーランプも搭載された。

背面モニターはバリアングル式。3.2型・約104万ドットのタッチパネルを採用した。

標準ズームレンズの「NIKKOR Z 24-50mm f/4-6.3」を同梱するレンズキットも用意。

機能面でユニークな恬として、被写体認識に「魚」が対応した。こちらに関しては近日公開予定のレビュー記事でも紹介するので、楽しみにお待ちいただきたい。

本誌:宮本義朗