トピック
手持ち・望遠でここまで撮れる!「Osmo Pocket 4P」で夏の花火に挑戦
混み合う会場でも三脚いらずで手ブレなし きれいに撮れる設定も公開
- 提供:
- DJI JAPAN株式会社
2026年8月17日 07:00
夏の被写体の定番といえば打ち上げ花火。今年も全国各地で花火大会が開催され、撮影にチャレンジしている人も多いのではないだろうか?
ただ、写真にしても動画にしても花火をきれいに残すのはそれなりに難しく、テクニックのいる撮影となっている。ミラーレスカメラの場合は三脚も必要になり、人出の多い花火会場だと機材の設置にも制限が出てくる。
そんな花火を手軽に撮影できるアイテムとしておすすめなのがハンドヘルドのジンバルカメラ。構造上ブレに強く、手持ちでも安定した撮影ができることから、花火撮影にも向いているというわけだ。
ハンドヘルドジンバルカメラのパイオニアといえばDJIで、「Osmo Pocket」シリーズはその代名詞ともなっている。ドローンの世界最大手である同社が、その技術も投入して開発しているシリーズだ。
そんなDJIがこのほどリリースした最新機種「Osmo Pocket 4P」は、ジンバルカメラで一般的な広角カメラに加えて、望遠カメラも搭載。より自由度の高い撮影が可能になっている。
今回はそんなOsmo Pocket 4Pで花火大会を撮影してみた。これが思ったよりも簡単に撮れてしまい、筆者自身も驚いている。気負うことなく手持ちで撮った割に、撮れ高が多い撮影となった。
「手持ちで望遠」でも映像は安定
Osmo Pocket 4Pの大きな特徴を述べると、広角カメラ(20mm相当)に加えて、3倍(60mm相当)の望遠カメラが搭載されていることだ。今回の撮影の場合、これにより打ち上げられた花火をアップで高画質に撮影できるようになったのが大きい。
さらに望遠カメラはロスレスで6倍(120mm相当)のズームも可能なので、大輪の一部を切り取るようなショットもお手のもの。広角カメラだけの、ともすると単調になりがちな映像に変化をつけられるのがメリットになっている。
広角カメラと望遠カメラで撮影したサンプルを見ると、いずれも手持ちながら三脚に固定したかのように安定して撮れている。昨今はスマートフォンで花火を手持ちで撮影する人も多く見かけるが、別次元の画質で撮れていることがわかるだろう。
特に驚いたのは画角が狭くなる望遠カメラでも、手ブレの影響がなく、画面がしっかり安定している点だ。上昇する花火を追いかけてカメラを動かす場面も多かったが、それでもブレずに撮れている。ビギナーなどカメラ機材に不慣れな人でも、ジンバルがしっかりカバーしてくれる印象。三脚なしでここまで撮れるのは衝撃的といえる。
今回は手軽さを重視し、Log撮影は行わず「ノーマル10bit」で撮っている。広角は1インチセンサーで10bit記録なのでノイズも少なく、ダイナミックレンジも広い。
一方、望遠カメラは1/1.28インチセンサーと1インチよりも少し小さいが、それでもダイナミックレンジなど画質全般に問題はなく、広角カメラと併用して問題のない映像が撮れた。レンズのキレも良く、シャープに花火の閃光を写し止めている印象だ。
花火撮影のおすすめ設定
花火撮影は撮影の設定が重要になる。花火の違いや会場ごとに方法は異なってくると思うが、ここでは今回使ったベーシックな動画の設定を紹介しよう。
狙いとしては、背景を黒く落とし、花火の閃光がきっちりと目立つ露出を目指した。明るくしすぎると空に残る花火の煙が目立ってしまうので注意したい。
撮影モードはオートではなく、PROモードにしておく。露出はマニュアルだ。これは花火それぞれの明るさが違ったり、複数の花火が上がったりしたとき、露出がそれらに引きずられ、背景の明るさ(黒)が変わることを防ぐためだ。特に大きな大会だと一度に大量の花火が打ち上がることがあるため、打ち上げを通して露出の差が激しい。一定の明るさで撮るためにも、露出を固定できるPROモードをおすすめしたい。
解像度とフレームレートは4K60pとした。シャッター速度は1/100秒。今回はあまり映っていないが、建物などの明かりがフリッカーになるのを防ぐ意味もあり、西日本では1/60秒が1つの基準になる。
ISO感度はモニターを見ながら決めるが、白トビを防ぐために明るくしすぎないようにしたい。Osmo Pocket 4Pは広角カメラがF2、望遠カメラがF1.8と明るめなので、ISO 200〜400程度で十分だろう。
ホワイトバランスは好みで良いが、オートでは花火によって背景の黒が変わる可能性があるため、色温度で指定した。今回は比較的見た目に近く、すっきりした色味だった4,000Kで撮っている。
なお、画面内を大量の花火を埋め尽くすことを考え、別売のNDフィルターセットも用意したが、今回はその必要がなく撮ることができた。
自撮りを試す
ジンバルカメラは自撮りもしやすい。ということで、モデルの花風さやかさんに、Osmo Pocket 4Pによる自撮りを試してもらった。本機を使うのは初めてということだったが、すべてオートモードで人物と花火をしっかり映せていた。
アクセサリーとして「Osmo Pocket 4P」に同梱の補助ライト、別売りの広角レンズ、「Osmo Pocket 4P Vlogコンボ」に付属するワイヤレスマイク「Mic Mini 2」を使用している。
補助ライトは自動点灯も可能で色温度の変更や調光もできる。夜間での自撮りとなった今回、役に立ったアイテムだ。花火の照り返しで顔の色が変わるのを補正する役割も果たしてくれた。
外付けマイクの「Mic Mini 2」も「Osmo Pocket 4P」の起動に合わせて自動的に接続されるので、使い勝手はかなり良い。暗がりの中での接続となるため、これはありがたかった。カラフルなフロントカバーやウィンドスクリーンも、さやかさんから「かわいい」と絶賛だったことを付け加えたい。
なお、自撮り以外のサンプルはすべてOsmo Pocket 4Pの内蔵マイクで収録している。打ち上げ場所から近くかなり大きな音だったが、ひずんだりせず立体感ある音で録れていた。
花火とよく合う「縦動画」
打ち上げ花火は縦位置撮影と相性が良い。花火が上昇して開くところを無駄なく1つの画面に収められるからだ。スマートフォンでの視聴を想定した場合も縦位置は向いている。
Osmo Pocket 4Pは縦位置動画の撮影にも対応しており、最大3K(1,728×3,072)で撮影可能。回転式モニターを縦にした状態でも撮れるので、撮影もしやすかった。
スマホアプリで楽々編集
DJI公式のスマホアプリ「DJI Mimo」を使うと、AIによる自動編集が行える。PCで作業せずともスマホで完結するため、SNSでのシェアがしやすい。動画編集に不慣れな人でも手軽に試すことができるだろう。
豊富に用意されたテンプレートを選択し、使いたい動画ファイルを選ぶだけで、効果や音楽が付いた編集済みデータをエクスポートできる。
Osmo Pocket 4Pで花火撮影は大いに「あり!」
「Osmo Pocket 4P」で動画を撮るメリットはまだある。例えば機材を軽くコンパクトにできる点だ。今回の会場は自家用車での乗り入れが規制され、駅からも20分ほど歩く場所だった。しかし、カメラは小さく、望遠レンズも不要で、三脚も必要ないため、小さなバッグ1つで赴くことができた。
それでいて作品としても成立するレベルの映像が簡単に撮れるのがすごい。広角の花火と望遠で切り取った花火を交互に並べて編集すると画面に変化が出て面白くなり、”1台2カメ”ならではの仕上がりだろう。
内蔵ストレージが103GBという大容量なのも、優れた点の1つだろう。
今回撮影した素材はトータル50分ほど。4K60p(ビットレートは「高」)で使ったストレージは半分にも満たない約45GBだった。メモリーカードの高騰が続く現状、花火大会程度の長さの収録なら、内蔵ストレージでやりくりできるのが大変ありがたい。
バッテリーも満充電から終了後にちょうど半分残っている状態。打ち上げ時間は1時間20分あり、撮影待機中も含めるとほとんど電源ONだったことを考えると、バッテリーの持ちは比較的悪くない。予備バッテリーなしでもこうしたイベント撮影を乗り切れるのは、心強いものだ。
大切な思い出となる花火大会を残しておくために、ぜひおすすめしたい1台だ。
モデル:花風さやか(もふる×クロス)









