特別企画

リニューアルした「GANREF」の新機能を試す。実際の使い心地は?

弊社インプレスが運営する写真投稿&共有サイト「GANREF」が、4月3日にリニューアルした。

従来のシステムを継承しつつ、デザインを一新し、写真の魅力を最大に表現できるデザインに変更された。今回のリニューアルに伴い新設されたコーナーもあるので説明していく。

レスポンシブデザイン

作品検索のページには、文字の要素を減らし、写真を大きく表示するシンプルかつモノトーンのデザインを採用したという。またデバイスに応じて自動レイアウトされるレスポンシブデザインに対応しておりスマートフォンやタブレットからの閲覧や投稿にも最適化された。

TODAY’S PHOTO

トップ画面にはプロフェッショナルメンバーにより選ばれた「TODAY’S PHOTO」がコメントと共に掲載されている。こちらは従来のGANREFにあった「今日の一枚」と「Featured Photos」が統合したもの。数多の投稿作品から選ばれた一枚は作者の勲章となり、毎日正午の更新を楽しみにしているメンバーも多く、盛り上がるポイントのひとつだ。

また、「TODAY’S PHOTO」では過去に選ばれた作品の閲覧も可能になった。左上に配置されたカレンダーマークのアイコンをクリックすることで、カレンダー形式で選定された写真が表示されるようになる。

従来デザインと新デザイン。図上②のカレンダーマークをクリックすることで過去に採用された「TODAY’S PHOTO」が表示される

ランキング

ランキング機能も新たな試みの一つ。「HOTな写真」では投稿後24時間以内にお気に入り件数が20件を超える写真の中から上位50枚の写真が選出される。「旬のキーワード」ではGANREF編集部により設定されたキーワードの写真を掲載。「ACTIVEなメンバー」のページでは前日に獲得した写真のお気に入り数が多いメンバーのランキングが表示される。「フォトコン年間ポイント」ではデジタルカメラマガジン月例のフォトコンテストにて獲得したポイントがランキングとなり、各部門ごとに掲載される。

撮影スポット

撮影ガイドのページでは、日本全国の写真撮影スポットに加えて、飛行機やSLなどの撮影スポットの紹介も行っている。また桜の撮影スポットなどの一部ページでは地図を用いた撮影場所の検索が可能になった。

実際に使ってみる

便利だと感じたのは写真が多く表示されるページでの動作方法。従来のようにボタンをクリックしてページ送りするのではなく、スクロールすることで次々と写真を閲覧することが可能となった。画面全体に写真が広がるデザインのため、スクロールしながら数多くの写真を見られるのはとても心地よい。

筆者も今回を機会にGANREFをスタートしてみた。はじめての投稿を済ませてみて感じたことは、非常に簡単だということ。写真を選択して作品名を入力すれば投稿ができる。もちろんコメントなどに撮影時の状況を付け加えることも可能。撮影場所の位置情報も追加して共有することもできる。

投稿画面

写真のアップロード枚数はメンバーランクが上がるごとに増加される。登録したばかりの場合は24枚が上限のため、厳選した写真をアップロードしてメンバーランクを上げていくのが良いだろう。

自身がアップした写真も「ポートフォリオ」で一覧できる。画面いっぱいに表示されるので、作品のアルバムを作っているような気持ちになれる。

投稿画像にExifデータが残っている場合、写真を投稿すると機材一覧の「持っている」の項目にカメラやレンズが追加されるのも面白い。

従来のGANREF同様に「お気に入り」や「ファン」の機能も引き継がれている。投稿した写真を通じて、コメントを通じたコミュニケーションが活発だというGANREF。自身の写真に対して反応をもらえるとやはりうれしいものである。写真に対するモチベーションをあげていくのにとても良いツールになるだろう。

撮影地やイベントの情報などの撮影前の準備に活用できるほか、写真と向き合えるSNSであると実感した。筆者も撮りためた写真の発表場所がないと感じていたひとりだが、これからは新しくなったGANREFを活用していこうと思う。

本誌:佐藤拓