写真で見る「オリンパス・ペンE-P1」

Reported by 武石 修

E-P1(シルバー)。装着レンズは「M.ZUIKO DIGITAL 17mm F2.8」

 オリンパスが、7月3日に発売するレンズ交換式デジタルカメラ「オリンパス・ペンE-P1」をお借りすることができたので、外観写真とメニュー画面などをお伝えする。また、同時発売の交換レンズ「M.ZUIKO DIGITAL ED 14-42mm F3.5-5.6」と「M.ZUIKO DIGITAL 17mm F2.8」やアクセサリーも掲載した。なお、実写画像については後日掲載する。

 E-P1は、オリンパス初となるマイクロフォーサーズ機。同社往年のハーフサイズ銀塩カメラ「ペン」のフィロソフィーを受け継いでいるという。クイックリターンミラーを省いたことで薄型化を図ったほか、ファインダーや内蔵ストロボも省略することで、小型化を実現している。

 ボディは6つの金属外装からなっており、手にするとひんやりと冷たさが伝わる。前面に合皮の薄いグリップがあり、ホールド感はなかなかのもの。背面の曲線も右手親指にフィットする。

 シルバーは上下のカバーがつや消しのアルミ、それ以外部分はヘアラインのステンレスになっている。ホワイトも材質は同じ。ホワイトは、上下カバーと、前面および側面の塗装仕上げがやや異なっている。

 モードダイヤルは背面から回す方式になっており、回転がやや堅めになっているのと合わせて、不用意に回転してしまうことはなさそうだ。シャッター音は、同じくマイクロフォーサーズ機のパナソニック「LUMIX DMC-GH1」によく似ている印象を受けた。

 新操作系の「ライブコントロール」は、背面の2つのダイヤルで縦横のメニューを素早く操作できる機能。メインダイヤルの回転で縦のメニューを、横方向に回転するサブダイヤルで横のメニューを操作できるので直感的に動かすことができる。

・シャッター音

 単写・WAV形式

 連写・WAV形式

外観

マウント。クイックリターンミラーは搭載していない撮像素子
合成皮革の滑り止めを備える彫込みのメーカーロゴ。両脇の穴はステレオマイク
全面右下にマイクロフォーサーズのロゴを配したマウント横のレンズ取外しボタン
シャッターボタン周り。電源ON時は、パワーボタンの周りがグリーンに光るほか、超音波防塵フィルター(SSWF)の動作を青のランプで知らせる「OLYMPUS PEN Since 1959 E-P1」の文字をレーザーで刻印
モードダイヤルは背面から回転させる。動画ポジションも設けたホットシュー
ストラップの吊り輪は三角環式で、2点吊りになっている背面のボタン類は右側に集約した
十字キーの周囲にメインダイヤルを搭載親指で回すサブダイヤルを背面右上に設けた
端子カバー内。上からUSB/AV出力、HDMIの各端子底面のバッテリーおよびメモリーカード室
オリンパスではじめてSDHC/SDメモリーカードを採用したフタ部分に「SDHC」のロゴがある
付属の充電器(左)とバッテリーボディキャップ。マイクロフォーサーズのロゴ入り
付属のストラップ

「M.ZUIKO DIGITAL ED 14-42mm F3.5-5.6」

ブラック(左)とシルバー(右)。鏡枠沈胴時
レンズを沈胴させるためのロックスイッチを搭載
撮影時の状態
沈胴時はコンパクトになる先端には40.5mm径のフィルターやフードを取り付けできる

・E-P1に装着したところ

レンズキャップを装着したところ
レンズキャップ同背面
マウント側キャップ

・「ZUIKO DIGITAL ED 14-42mm F3.5-5.6」(右)との比較

14mm時(広角端)42mm時(望遠端)

「M.ZUIKO DIGITAL 17mm F2.8」

薄型に仕上がっている
37mm径のフィルターやフードを装着可能

・E-P1に装着したところ

外付けビューファインダー「VF-1」

 35mm判換算で34mm相当のブライトフレームが見える

・E-P1に装着したところ

フォーサーズ用マウントアダプター「MMF-1」

・装着レンズは「ZUIKO DIGITAL ED 14-42mm F3.5-5.6」

OMレンズ用マウントアダプター「MF-2」

・装着レンズは「G.ZUIKO AUTO-S 50mm F1.4」

 E-P1に焦点距離を入力することで、OMレンズでもボディ内手ブレ補正が有効になる

本革ボディージャケット「CS-10BWT」とショルダーストラップ(CSS-S109LLWT)

CS-10BWT(左)とCSS-S109LLWT(右)。ホワイトのほかにブラウンも用意する
E-P1に装着したところ
使用例

「E-410」(左)との比較

メニュー画面など

・撮影

2つのダイヤルでパラメーターを変更できる「ライブコントロール」を新搭載スーパーコンパネも継承している
撮影画面(4:3)画面を拡大するフォーカスアシストも搭載
新機能の2軸水準器水平の基準調整もできる
撮影画面(16:9)撮影画面(3:2)
撮影画面(6:6)ISO6400での撮影が可能になった

・再生

再生画面RGB別ヒストグラム表示
ヒストグラムを中央に表示することもできる白トビ、黒ツブレ警告も可能

・動画機能

動画は、ハイビジョン(720p)とSDサイズが選択可能動画時はプログラムAEと絞り優先AEが選択可能
アートフィルターも6種類すべてを動画に適用可能動画の最後のフレームをフル画その静止画で記録することもできる
HD動画の撮影画面再生時のファイルセレクト画面
再生中の画面

・メニュー画面

・カスタムメニュー




武石 修

2009/6/18/ 20:22