新製品レビュー
ケンコー・トキナー モノクロカメラ KC-TY01
感熱紙にモノクロプリント かわいらしい外観のプリンター内蔵カメラ
2020年10月8日 00:00
ケンコー・トキナー株式会社が9月18日に発売した「モノクロカメラ KC-TY01」の試用レビューをお届けする。同社公式オンラインショップでの販売価格は税込1万868円。
本製品は撮影した画像を、感熱紙にモノクロプリントできるレンズ一体型のカメラ。かわいらしい外観が特徴的で、ボディカラーは今回試用したスカイブルーの他に、ブラック、ブラウン、コーラルピンクの計4色をラインアップしている。
外観
外形寸法は約137×90×51mm。重量は約226g。1/6.5型の有効約31万画素CMOSセンサーを搭載した小ぶりで軽量なボディは、非常にシンプルなつくりとなっている。正面向かって右上にファインダー窓、その下にはストロボを模したライトが配されている。このライトはシャッターを押した後、撮影できたサインとして光る仕様になっている。
ライトの下に見える小さな黒丸がレンズ。35mm判換算44mm相当の画角でF値はF2.8。最短撮影距離は約0.3mとしている。
向かって左側のレンズのような部分は、実は用紙入れの蓋になっており、ぱかっと開くことができる。
背面には電源ボタンとライトの発光スイッチがある。右側のダイヤル部でフレーム選択ができる。本機には8種類のフレームが用意されており、撮影した画像に枠を付けて楽しむことができる。
左側面にはmicro USB(Bタイプ)端子を備えている。付属のケーブルを利用して内蔵のリチウムイオン電池に充電する。
天面にはシャッターボタンのみが配置されている。
カラフルなネックストラップも付属している。キュートなボディとよくマッチしている印象。
電源ON~撮影~プリント
背面の電源ボタンを押すと起動音が鳴ってカメラが立ち上がる。あとはダイヤルを回してフレームを選択しシャッターボタンを押すのみ。撮影できたら自動で画像がプリントされる。
なお、本機は感熱紙へのプリント専用となっており、撮影したデータは記録されない。プリント費用がそこまでかからないインスタントカメラといったイメージ。
シャッターボタンはうまく押せない場合がある。ぐりぐりっと回しこむイメージで押すと比較的うまくいくと感じた。また、ホールドしている右手がプリント出口に被らないように注意が必要。
室内でぬいぐるみを撮影。ペーパーロールは青・黄・ピンクがセットになったカラーペーパー(別売り)も用意されている。また、ペーパーはシールタイプもある。