伊達淳一のレンズが欲しいッ!

電子接点付きEF-Eマウントアダプターを検証する(前編)

キヤノンEFレンズをソニーαでAF撮影 4種類のアダプターを比較

序論

ミラーレスカメラは、ミラー機構がない分、一眼レフよりもフランジバックが短く、マウントの物理的形状を変換するマウントアダプターを装着しても、光路長を同じにできる。

そのため、(レンズ交換式)ミラーレスカメラが登場してから、数多くのマウントアダプターが発売され、銘玉と賞されるオールドレンズのみならず、それまでほとんど見向きもされなかったMF時代の旧式レンズまで注目度が高まり、中古価格が高騰した。

とりわけ、ソニーα7シリーズが登場してからは、35mmフィルムと同じ画角で撮影できるフルサイズセンサー搭載のミラーレスカメラということで、マウントアダプターで往年のMFレンズを装着して、本来の画角でレンズの描写を楽しむ人が増えてきた。

ただ、汎用のマウントアダプターは、マウントの物理的形状を変換するだけで、電子接点を備えていないので、AFや手ブレ補正は動作しないし、絞りも手動で設定絞りまで絞り込んでからシャッターを切る必要かある。趣味としてレンズの描写を楽しむのであれば、そうした手間や苦労も楽しみのうちだが、一般的には不便極まりないシロモノだ。

そんなマウントアダプターの世界を大きく変えたのが、METABORNES(メタボーンズ)に代表される、電子接点付きのEFマウントアダプターだ。

そもそもキヤノンEFレンズは、電磁絞りを採用しているので、外部からメカ的に絞りを動かすことができず、マウントアダプターで他社のカメラに装着できたとしても、常に絞り開放での撮影となる。

EOSボディにレンズを装着し、プレビューボタンで設定絞りまで絞り込んだ状態でマウントを緩め、レンズを取り外すという裏技もあるが、そこまでしてEFレンズを使う意義はかなり微妙だ。そのため、EFレンズを装着するマウントアダプターは、あまり注目されてこなかった。

ところがである。マウントアダプターのレンズ側、ボディ側のそれぞれに電子接点を設け、レンズとボディからの電気信号をアダプター内部の電子回路で翻訳するという、物理的形状だけでなく、電気信号まで変換できる電子接点付きマウントアダプターが登場してからは、一気にEFレンズの注目度が高まった。

当初は、ボディから絞り制御ができるだけだったのが、一部のレンズでは、AFや手ブレ補正も効くようになってきた。さらに、α7R II、α7 II(ファームウェアVer.2.00以降)、α6300では、ソニー純正のマウントアダプターLA-EA3で像面位相差AFが使えるようになったが、純正のLA-EA3だけでなく、社外品の電子接点付きマウントアダプターでも像面位相差AFが動作するので、実用レベルでキヤノンEFレンズを最新αシリーズで活用できるようになってきた。

そして、最大のサプライズが、シグマの参入だ。同社はシグマ製のEFマウントレンズ、およびSAマウントレンズをソニーEマウントに変換できる電子接点付きのSIGMA MOUNT CONVERTER MC-11を発売した。

シグマのMC-11は、今大注目のマウントアダプターだ

基本的には、新プロダクトラインのシグマレンズのみの対応で、それ以前のシグマレンズや、キヤノンやタムロンなど他社のEFマウントレンズは動作保証外、AF-Cも動作保証外というスタンスではあるものの、実際にはキヤノンEFレンズでも動作するレンズも多いし、AF-Cモードも設定可能だ。それに、世界的なレンズメーカー(カメラメーカーでもあるが……)だけあって、マウントアダプターの造りも極めて精巧で、マウントのガタも少なく、内面反射対策もしっかり施されている。今、もっとも注目度の高いマウントアダプターだ。

そこで、今回の「レンズが欲しいッ!」では、このシグマMC-11を始め、METABORNES Canon EFLens to Sony E Mount T Smart Adapter、TECHART EOS-NEX III、VILTROX EF-NEX II Adapterの4種類の電子接点付きEF-Eマウントアダプターに注目し、各マウントアダプターの特徴や、実際にどのレンズに対応し、どの程度のAFスピードでピントを合わせられるのかを、ライブビュー動画(後編掲載)を交えて検証してみることにした。

ちなみに、4つのマウントアダプターともボクの私物で、シグマMC-11は2016年4月、METABORNESは2015年8月、TECHARTは2015年10月、VILTROXは2015年4月に、ヨドバシカメラおよび焦点工房で購入したものだ。

ファームウェアアップデートに対応している製品は、本稿執筆時点で最新のファームウェアに更新済みだが、生産ロットによるランニングチェンジ、マウントアダプターやレンズの個体差などで、今回の検証通りに動作しなかったり、逆に動作しなかったものが動作することも考えられる。

あくまで、伊達淳一個人が所有する機材の組み合わせでの検証結果であり、各マウントアダプターの動作の可否について保証するものでないことを予めお断りしておく。

マウントアダプター動作確認リスト(筆者作成、クリックで拡大)
―注意―
  • デジカメWatch編集部および伊達淳一は、この記事についての個別のご質問・お問い合わせにお答えすることはできません。また、各マウントアダプターの動作の可否について保証するものでもありません。

各マウントアダプターの特徴

ここからは、各マウントアダプターの特徴について解説する。

SIGMA MOUNT CONVERTER MC-11

これまでの電子接点付きEF-Eマウントアダプターは、基本的にソニー純正のLA-EA3と同様の機能的制約があり、AFシステムを[位相差AF]に設定時、[AF-A]や[DMF]といったAFモードや、[ゾーン]、[拡張フレキシブルスポット]、[ロックオンAF]といったフォーカスエリアモードは選択することができない。この点は、ソニーFEレンズと大きく異なる部分だ。

ところが、MC-11に対応シグマレンズを装着した場合には、FEレンズと同様、すべてのAFモード、すべてのフォーカスエリアモードを選択できる。しかも、[周辺光量補正]、[倍率色収差補正]、[歪曲収差補正]といった[レンズ補正]も効くというのだから驚きだ。

ニコンやキヤノンにシグマレンズを装着してもこうしたボディ内のレンズ補正が効かないが、MC-11を使ってソニーαボディにシグマレンズを装着した場合には、純正レンズと同様、レンズ補正で周辺光量低下や倍率色収差を低減できる。SIGMA 24-35mm F2 DG HSMやSIGMA 150-600mm F4.5-6.3 DG HSMなどのように、描写性能に惹かれつつも、フルサイズで周辺光量低下がネックで購入をためらっていたレンズも、俄然魅力度がアップしてくる。

ちなみに、MC-11に非対応のレンズを装着した際の動作は、LA-EA3や他の電子接点付きEFマウントアダプターと同様、[AF-A]や[DMF]、[ゾーン]、[拡張フレキシブルスポット]、[ロックオンAF]といったモードは選択できず、[レンズ補正]も効かないが、前述したように、他のマウントアダプターよりもマウントのガタが少なく、内面反射対策も優れているのが特徴だ。

タムロンの新SPシリーズの多くは、装着しても絞り表示が「F--」となり、まったく認識されないが、それ以外のキヤノンEFレンズはちゃんと認識されるケースが多い。また、シグマのAPS-C専用レンズは問題なく装着できるが、キヤノンEF-Sレンズは、マウント部の形状が干渉して物理的に装着することはできない。

手ブレ補正搭載レンズはレンズ側、手ブレ補正を搭載していないレンズはボディ側で手ブレ補正のON/OFFを行う仕様。正式対応しているプロダクトラインのレンズに関しては、角度ブレはレンズIS、シフトブレと回転ブレはボディISの5軸手ブレ補正となるが、それ以外の手ブレ補正搭載のシグマレンズ、キヤノンEFレンズは、レンズISとボディISが二重に効いてしまうので、正常なブレ補正が行えない。

といって、レンズ側の手ブレ補正スイッチをOFFにすると、ボディISもレンズISも動作しなくなってしまう。回避策としては、撮影メニューの[手ブレ補正設定]を[オート]から[マニュアル]に切り換え、[手ブレ補正焦点距離]を最小の8mmに設定することで、二重補正を最小限に抑えることができる。

不思議なことに、タムロンのVCレンズ装着時は、ボディ側、レンズ側のそれぞれで手ブレ補正のON/OFFが可能なので、ボディIS、レンズISの好きな方を選んで撮影できる。二重に手ブレ補正がかかる組み合わせも設定可能だが、現状でも同じなので、できれば手ブレ補正搭載レンズ装着時に、ボディ内ISのON/OFFを選べるようにファームウェアをアップデートしてほしいところだ。

ちなみに、ファームウェアアップデートはパソコンとUSB接続して、SIGMA Optimization Proから行える。すでに、2016年5月13日に最初のファームウェアアップデートが提供され、安定動作するキヤノンEFレンズが増えた。動作保証外ではあるものの、(シグマ製の)非対応レンズについても作動の安定化の検討を今後も続けていくという。こうしたサポート体制も魅力のひとつだ。

MC-11対応・非対応レンズによる違い

シグマMC-11が正式に対応しているのは新プロダクトラインのシグマ製レンズだが、それ以前のシグマレンズやキヤノンEFレンズ(EF-Sレンズを除く)もメーカー動作保証外であるものの、AFや手ブレ補正が動作するレンズも多い。



ただ、正式対応している新プロダクトラインのシグマ製レンズを装着した場合には、FEレンズと同様、[AF-A]や[DMF]といったAFモードや、[ゾーン]、[拡張フレキシブルスポット]、[ロックオンAF]といったフォーカスエリアモードが選択でき、ボディ側でのレンズ補正も可能だが、非対応のレンズ装着の場合は、AFモードは[AF-S]と[AF-C]、フォーカスエリアモードは[ワイド]、[中央]、[フレキシブルスポット]に限定され、ボディ内での[レンズ補正]にも非対応だ。

とはいえ、非対応のレンズでも、α7R II/α7 II/α6300といったボディでは、基本的に像面位相差AFで動作し、一眼レフの位相差AFほどではないが、実用的な合焦スピードが得られるレンズも多い。

非対応レンズはコントラストAFで動作するという記事も一部見受けられるが、レンズの動作を見る限り、非対応レンズであっても像面位相差AFによる制御と思われる。AFシステムを[コントラストAF]にしてみると、コントラストAFの冗長な動きと遅さがわかる。

MC-11のレンズ補正

SIGMA 20mm F1.4 DG HSM|ArtとSIGMA 50mm F1.4 DG HSM | ArtをMC-11に装着して、絞り開放でレンズ補正の効果をチェックしてみた。

画質にこだわるArtラインの単焦点レンズだけあって、レンズ補正OFFでも倍率色収差や歪曲収差は少なめだが、レンズ補正をONにすると、わずかな歪曲や周辺の色ズレがスッキリと改善する。最も効果が大きいのは[周辺光量補正]で、F1.4絞り開放にもかかわらず、十分許容できる範囲の光量落ちに収まっている。

SIGMA 20mm F1.4 DG HSM|Art(ボディ:α7R II)
レンズ補正:OFF
レンズ補正:ON
SIGMA 50mm F1.4 DG HSM | Art(ボディ:α7R II)
レンズ補正:OFF
レンズ補正:ON

ニコンやキヤノンのボディで使うよりも、MC-11を使ってソニーαボディに装着した方が写りが良くなるのが魅力だ。SIGMA 24-35mm F2 DG HSM|ArtやSIGMA 150-600mm F4.5-6.3 DG HSM|Sportsなど、描写性能に惚れつつも、フルサイズでの周辺光量低下で購入をためらっていたレンズも、俄然、魅力度がアップしてくる。

METABORNES Canon EFLens to Sony E Mount T Smart Adapter

電子接点付きマウントアダプターの先駆け的存在で、フルサイズのα7シリーズ対応製品としては3世代目。

シフトレンズに対応するため、マウントの開口部を大きく確保し、内面反射を抑えるロックコーティング処理が施されているのが特徴だ。手ブレ補正のON/OFFはレンズ側で操作。手ブレ補正を搭載していないレンズの場合は、強制的にボディ内手ブレ補正が有効になる(と思われる)。

この手のマウントアダプターとしてはかなり高価で、ちょっと手を出しづらい価格なのが難点ではあるが、造りは非常に良く、マウント部のガタも少なめ。他のマウントアダプターよりも安定動作するレンズが多いのも魅力だ。

マイクロUSBケーブルでPCと接続し、METABORNESのサイトからダウンロードしたファームウェア更新ソフトを実行することで、最新のファームウェアに更新することも可能。新しいボディやレンズが出た際には、ファームウェアのアップデートが提供されることも多く、そうしたサポート実績も安心感がある。

他のマウントアダプターにはない特徴としては、動画撮影時にオートアイリスを有効にできる「アドバンス・モード」に切り換えることができる。

通常モードでは、動画の録画中は、途中でシーンの明るさが変化して露出レベルが変化しても、録画開始時の設定絞り値で固定され、シャッタースピード、もしくはISO感度で動画の明るさを調節する必要がある。

しかし、アドバンスモードに切り換えると、AFは効かなくなるが、録画中でも絞りを可変することができ(絞りの動作音はそれなりにあるが……)、静止画撮影時にも設定絞り値まで絞り込まれるので、フォーカスシフトの生じるレンズでもMFによる正確なピント合わせが可能だ。

通常モードとアドバンスモード切り換え手順は、(1)アダプターにレンズを装着、(2)アダプター側面の丸いボタンを押したまま、電源が入った状態のカメラに装着、(3)アダプター側面の丸いボタンを押したまま、カメラの電源を切る、(4)レンズの絞りが閉じるまで、そのままの状態で待つ(約5秒)。以上の手順で、各モードを切り換えることができる。

TECHART EOS-NEX III

Nor(ノーマルモード)とFn(強化モード)のデュアル駆動システムを搭載していて、マウントアダプター側面のスイッチを切り換えることで、使用するボディに応じた動作モードを選択できる。

Norは、α7R IIに最適化したシステムモードで、ファームウェアアップデート後のα7 IIやα6300といったLA-EA3で像面位相差AFが動作する機種にも対応。Fnモードよりも合焦スピードが速く、精度も高いのが特徴。

一方Fnでは、TECHARTが独自開発したマイコンにより、[ゾーン]、[拡張フレキシブルスポット]といったフォーカスエリアモードや、[AF-A]、[DMF]といったAFモードも設定可能になる。また、初代α7やα6000など、マウントアダプター使用時に像面位相差AFのサポートが得られない機種で、AF-C撮影が行え、AFスピードも多少速いのが特徴という。

手ブレ補正のON/OFFは、レンズ側、ボディ側でそれぞれ個別に設定できるので、レンズISをONにしてボディISをOFFにすればレンズIS、レンズISをOFFにしてボディISをONにするとボディISが動作する。ボディISとレンズISを両方ONにした場合、おそらく手ブレ補正が二重に効いてしまうと思われるので注意したい。

マウントアダプター内面には、内面反射対策に上下に植毛紙が貼られていて、側面は反射防止の溝が刻まれた樹脂のままだが、実写テストを見てもわかるようにフレアは少なめだ。ファームウェアのアップデートにも対応していて、PCではなく、AndoridもしくはiOS端末からBluetooth接続でアップデートする仕様だ。

今回取り上げた他のマウントアダプターと比べると、レンズとの相性が目立ち、相性の良いレンズと組み合わせるとAFもスムーズに高速で動作するが、相性の悪いレンズだとレンズを認識しづらかったり、認識してもAFが正常に動作しないこともある。

また、レンズを装着してカメラの電源を入れた直後は、絞り値表示が「F--」になりレンズが認識されないが、フォーカスレンズが前後に何度か動いた後、レンズが認識され、正常にF値が表示されるようになる。ここで「F90」や「F1.0」のようにあり得ないF値になってしまった場合は、電源をオンにしたまま、マウントアダプターごと着脱し直すと正しく認識される場合や、動作モードが[Nor]でダメでも[Fn]にすると動作、またはその逆のケースもあったりと、ちょっと気難しい部分があるマウントアダプターだ。

ちなみに、NEX-5Rと組み合わせ、動作モードを[Fn]にして試してみると、ファストハイブリッドAFで高速なピント合わせが行えるレンズがいくつかあった。確認できた範囲では、EF35mm F2 IS USMやEF85mm F1.8 USM、EF-S 60mm F2.8 Macro USM、EF-S 18-135mm F3.5-5.6 IS STMなど。こうしたレンズと組み合わせると、他のマウントアダプターよりもAFがスムーズに動作し、実用的な速度で合焦する。

正直、現時点では、相性の悪いレンズも多く、挙動も不安定になりやすいが、ファームウェアのアップデート次第では化ける可能性も秘めている。ただ、2015年10月20日を最後にファームウェアのアップデートが行われておらず、もっと多くのレンズで安定動作できるよう積極的な対応を望みたいところではある。

VILTROX EF-NEX II Adapter

電子接点付きEF-Eマウントアダプターでは比較的価格が手ごろで、ネットショップでは1万円台で販売されているものもある。製造元のサイトを見ると、すでにIII型が登場しているようだが、II型との違いは不明。

また、ユーザー自身によるファームウェアアップデートにも対応していないので、新ボディ、新レンズが出てきたときに、どこまで正常動作するかは未知数だ。

相性が出やすいタムロンレンズでも、まったく認識されないというレンズはなかったが、1990年代に発売されたキヤノンEFレンズ数本は、レンズをまったく認識せず、MFでも使えないものがあった。それ以外は、レンズとの相性は比較的少なく、AFも実用的な合焦スピードが得られるレンズが多い。

手ブレ補正のON/OFFは、ボディ側、レンズ側でそれぞれ個別に設定可能なのは、TECHARTと同様で、ボディISとレンズISを両方ONにすると、過剰補正になってかえって手ブレが目立つ可能性もある。

惜しむらくは、他のマウントアダプターと比べると、内面反射がやや大きめで、強めの逆光シーンではフレアで画面が白っぽくなるケースが見受けられること。樹脂に溝を刻んで反射を抑えているだけで、特に植毛紙などは貼られていないため、光源の位置によってはフレアが大きく出てしまうケースがあるようだ。

自前でなんとか内面反射防止策を施したいところだが、マウントアダプター内部が単純な直方体ではなく、上下の光束を多く採り入れるため、複雑な曲面になっているので、植毛紙を貼るのも容易ではない。このあたりの造りは、やはり価格なりといったところだが、レンズのフードをできるだけ深くしたり、画角外の光源を手でハレ切りするなど、撮影時の工夫次第である程度はフレアを低減することが可能だ。

 ◇           ◇

後編」では、AFスピード、内面反射、電子先幕シャッターへの対応などを含む実写テストを動画を交えて掲載します。

伊達淳一

(だてじゅんいち):1962年広島県生まれ。千葉大学工学部画像工学科卒。写真誌などでカメラマンとして活動する一方、専門知識を活かしてライターとしても活躍。黎明期からデジカメに強く、カメラマンよりライター業が多くなる。