私はこれを買いました!

手軽にオリジナル食器が作れると聞いてミニフォトプリンターを購入

SELPHY CP1500(宮本義朗)

年末恒例のお買い物企画として、写真家・ライターの皆さんに、2024年に購入したアイテムを1つだけ紹介していただきました。今回は当サイトの編集部員が担当します。(編集部)

フォトプリントをして遊んでみたい

久しぶりに、まったく仕事を意識しない買い物をしました。どういうことか。2020年に当編集部に入って以来、カメラバッグだったり、LEDライトだったり、スタンドだったりと、常に「仕事でも使えるものを……」ということを第1に意識して買い物をしてきました(悲しい)。今回はそんなことを念頭に置かず、ただただ写真ライフを楽しむ目的でとあるアイテムを購入したのです(嬉しい)。それが、キヤノンのミニフォトプリンター「SELPHY CP1500」。

少し前に自宅のインクジェットプリンターが壊れてしまい、買い替えができていなかったんです。そこで、どうせなら写真を“撮った後”にさらに楽しむ方法はないかなと、A4サイズまで綺麗に写真プリントできるインクジェットプリンター「PIXUS XK500」に憧れていました。しかし本当に頻繁にプリントするのか? とか、そもそもあんまりプリンターを使ってなかったな、などという自問自答を長いこと繰り返し、購入を踏み切れずにいたわけです。

そんな時に候補として浮上したのが、この“ミニ”フォトプリンター。まずは気軽にフォトプリントを楽しんでみよう、そして「もっとやってみたい!」という欲が生じたときに、ステップアップとして高画質のインクジェットプリンターに移行すればよいではないかと。SELPHY CP1500は価格帯も手ごろで、試しに遊んでみるにはちょうど良いかと思いまして。

そう、あくまでも“遊び”でフォトプリントを楽しむのが目的です。決して作品作りをしようというわけではありません。その限りにおいてCP1500はとても良いチョイス。ちょっとリビングに写真を飾ってみよう、とか、撮った写真を相手にプレゼントしよう、などといった使い方をする分には何の不満もないくらいに綺麗にプリントしてくれます。

SELPHY CP1500はそのサイズ感も素晴らしく、ちょっとしたスペースに収納しておけるのも良いです

ポストカードやカードサイズなど用紙のバリエーションも豊富で、プリントする際にちょっとした調整(色彩やコントラストなど)ができたり、フィルターをかけられたりと、遊び要素もけっこう盛り込まれています。複数の写真を1枚にレイアウトするといったことも可能です。

そして購入するにあたってその背中を押したのが「シールプリントができる」ということ。それだけであれば他のモデルでもできますが、このシールプリントは画質も良いうえに水に強く、タンブラーなどに貼ることで“オリジナル食器”が作れるのだそう。SELPHYシリーズのマーケティングを担うichikara Labさん(キヤノンマーケティングジャパンの企業内起業)にその話を聞いて、「よっしゃ、やってみよう」と思ったわけです。シールプリントなんて今まであまり興味なかったんですけどねぇ。

実はまだ購入して日が浅く、色々なことを試せていません。このタイミングで正月休みに入りますから、いまからどうやって遊んでやろうかワクワクしているところです。

近況報告

写真を“撮った後”を楽しもうと思ったのは、裏を返せば「カメラが高くて買えないよぉ~」ということでもありますね。しかしいいきっかけでもあるかなと思い、新たな発見が出来ればよいなと思っています。こうして少しずつ知見を集めていくことで、来年はさらに良い記事が書けるように……。趣味と仕事がリンクしている以上、“まったく仕事を意識しない買い物”というのは難しいというお話でした。

本誌:宮本義朗