写真展告知

大門美奈写真展:SNAPSHOT

MONO GRAPHY Camera & Art 展示作品

「MONO GRAPHY Camera & Art」と「Kiyoyuki Kuwabara Accounting Gallery(KKAG)は、大門美奈氏の写真展「SNAPSHOT」を連動して開催する。

MONO GRAPHY Camera & Artでは、スペイン、ポルトガル、イタリアなど海外各地と日本でのスナップ作品から厳選した約20点をカラープリントで展示。KKAGでも同様に、厳選した約25点を高品質モノクロプリントで展示するという。

毎日は制約のなかでの選択の連続である。そういった意味では 3:2 ないしなんらかの比率のフォーマットに何を入れ込むかというのは悩むべき事項かもしれないが、スナップショットというものに限れば偶然性が大きな比率を占めるものであり、シャッターを切るという行為は非常に身体的なものである。

目の前に現れる光景は頭の中で描いたイメージをあっさりと超えてくる。
身構えず、街と打ち解け、心を開けば撮るべきものは自ずとやってくるものであって、私はその何某かのものを反射的に撮っているだけにすぎない。「撮らずにいられない」その情動こそがスナップショットの魅力であり、私の写真の原動力なのだろう。
─ 大門美奈

作者コメント

Kiyoyuki Kuwabara Accounting Gallery 展示作品

MONO GRAPHY Camera & Art

開催期間

2023年10月5日(木)~2023年10月29日(日)

開催時間

木曜日・金曜日・土曜日:12時00分~19時00分
日曜日:12時00分~17時00分

所在地

東京都中央区日本橋小伝馬町17-5 2階

入場料

無料

ギャラリートーク

2023年10月7日(土) ※詳細は近日SNSなどで公開

Kiyoyuki Kuwabara Accounting Gallery

開催期間

2023年10月11日(水)~2023年10月28日(土)

開催時間

水曜日・木曜日・金曜日・土曜日:15時00分~21時00分(最終日は18時00分まで)

所在地

東京都千代田区東神田1-2-11 アガタ竹澤ビル405

入場料

無料

ギャラリートーク

2023年10月11日(水)19時00分~20時00分
入場料500円

作者プロフィール

横浜出身、茅ヶ崎在住。
10代の頃より美術全般を学ぶかたわら、写真を撮り始める。造園学を学んでいた大学時代に、卒業論文制作の為に訪れたスペイン・アンダルシア地方の街グラナダに出会い、以来数年に渡り繰り返し撮影している。多くのシリーズを持つが、ポルトガルを撮影した「Portugal」で、2011年リコーフォトギャラリーRING CUBEの公募展に選出、以後写真家としての道を進む。

また茶道の家元に密着したドキュメンタリー「花月 -Kagetsu」で、2012年第1回キヤノンフォトグラファーズセッションファイナリストとなり展示を行う。2014年、長きに渡り撮影してきたグラナダの、イスラム教とキリスト教の文化が入り混じり調和する世界の風景や建物、人々を捉えた写真集「Al-Andalus」(桜花出版)として刊行。その他に無印良品とのコラボレーション企画「本日の箱庭 - The Miniature Garden」に参加、自身が作る二段の弁当箱を箱庭に見立てた作品が無印良品の店舗で展開される。
また「本日の箱庭展 -the Miniature Garden-」(72 Gallery 東京京橋)を同時開催。2016年3月にはこれまでのシリーズを網羅した個展「The Collection」(ano ano galerie、南大塚)を開催する。
2018年には湘南・茅ヶ崎を舞台に「浜」に集う人々をモノクロ写真で捉えた「浜」を赤々舎より刊行。同展は2018年から2019年にかけて、キヤノンギャラリー銀座・名古屋・大阪の他、72 Gallery、茅ヶ崎市庁舎のプロムナードで個展が開催された。
2022年にはライカカメラジャパンとDNPメディア・アートの協業により、ライカ GINZA SIX・ライカ大丸心斎橋店の他、DNPプラザにて新橋芸者をモノクロームで撮り下ろした「新ばし」を開催。
現在は作家活動のほか、「GARDÉ COLLECTIVE x 大門美奈』としてのアパレルブランドとのコラボレーションシリーズを展開、カメラメーカー主催の講座やイベント等の議師を務め、雑誌・WEBマガジンなどへ寄稿、コラムの連載など活動は多岐にわたる。