写真展告知
宮本隆司写真展:いまだ見えざるところ
2019年5月8日 07:00
東京都写真美術館では、現在も国内外の美術展などで発表を続ける宮本隆司の個展を開催します。宮本隆司は、建築空間を題材にした都市の変容、崩壊の光景を独自の視点で撮影した〈建築の黙示録〉〈九龍城砦〉作品によって広く知られる存在となりました。近年は、両親の故郷である奄美群島・徳之島でアートプロジェクトを企画、運営するなど、その活動は新たな展開を見せています。本展覧会では初期の作品から、アジアの辺境や都市を旅して撮影した写真や、徳之島で取り組んだピンホール作品を展示します。確かにそこで見たはずなのに、どこまで見えているのかわからない、そんな、いまだ見えざる人とその場所について宮本隆司が展観いたします。
会場
東京都写真美術館
東京都目黒区三田1-13-3 恵比寿ガーデンプレイス内
開催期間
2019年5月14日(火)~7月15日(月)
開催時間
10時00分~18時00分(木曜日・金曜日は20時00分まで)
休館
月曜日
7月15日は開館
入場料
一般:700円(団体560円)
学生:600円(団体480円)
中高生・65歳以上:500円(団体400円)
鼎談 倉石信乃(明治大学教授)×林道郎(美術史・美術批評)×宮本隆司
5月25日(土)14時00分~16時00分
対談 佐々木幹郎(詩人)×宮本隆司
6月22日(土)14時00分~15時30分
担当学芸員によるギャラリートーク
5月24日(金)14時00分~
6月14日(金)14時00分~
6月28日(金)14時00分~
7月12日(金)14時00分~
作者プロフィール
東京生まれ。多摩美術大学グラフィックデザイン学科卒業。建築雑誌の編集部を経て、1975年写真家として独立。86年、建築の解体現場を撮影した<建築の黙示録>、88年、香港の高層スラムを撮影した<九龍城砦>で高い評価を受ける。89年に第14回木村伊兵衛写真賞を受賞。96年、第6回ヴェネツィア・ビエンナーレ建築展に参加し、阪神淡路大震災によって破壊された建築物を撮影した写真を展示して金獅子賞を受賞。2004年、世田谷美術館で個展を開催ほか国内外のグループ展にも数多く出品している。05年、第55回芸術選奨文部科学大臣賞、12年 紫綬褒章受章。