写真展

コニカミノルタプラザが運営終了

カメラ・フォト事業終了から10年 「役割は果たした」

現在コニカミノルタプラザで開催中の高砂淳二写真展「Dear Earth」より ©Junji TAKASAGO

コニカミノルタ株式会社は8月31日、コニカミノルタプラザの運営を2017年1月23日に終了すると発表した。

コニカミノルタプラザは、ギャラリーA・B・Cの3つのギャラリーからなるギャラリースペース。場所は東京・新宿東口にほど近い、新宿高野ビル4階。「フルーツの高野」の4階といったほうが通りが良いだろう。

コニカミノルタプラザの前身である同社のギャラリーが開設されたのは1954年。以来、写真・映像分野における文化・芸術への貢献を目的に、写真展をはじめとする情報発信を行ってきた。若手作家向けの写真賞「フォト・プレミオ」も同社の事業のひとつで、コニカミノルタプラザはその発表・展示の場でもある。

コニカミノルタは2006年にカメラ・フォト事業から撤退。その際もコニカミノルプラザは運営を継続し、写真作品の展示を続けてきた。事業終了が10年が経ち、文化・芸術への貢献の役割は十分に果たしたとの判断から、運営終了を決定したという。

2017年1月23日の運営終了までは、通常通り様々な展示が行われる。

現在、ギャラリーAでは特別企画展「よみがえる絶滅種展」が、ギャラリーB・Cでは高砂淳二写真展「Dear Earth」が開催中。