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七菜乃写真展:凪

(神保町画廊)9月24日~10月3日

モデルであり写真家でもある七菜乃さんの作品展「凪」が東京・神田の神保町画廊で9月24日にはじまった。会期は10月3日まで。

カラーとモノクロ双方を展示

七菜乃さんの作品には、やわらかな光の中で女性のヌードを優しく包みこむような印象がある。あくまでも女体の美しさを写真で表現することにこだわる七菜乃さんは、自身も「私は女体のそこにある美しさを収めたいと思っています」と語る。

展覧会タイトルは「凪」という一字であらわされている。モデルと過ごした撮影の時間や空気感を伝える言葉として、タイトルにピッタリだったという。

今回の作品づくりでも、これまでの作品展と同じく、一般女性の中から、その身体を七菜乃さんの作風に任せてくれる人々が集った。カラー作品を手がけることが多い七菜乃さんの作品では珍しくモノクロ作品も今回の展示ではつくられている。点数はカラーとあわせて20点を展示しているという。

新型コロナウィルスの感染拡大に歯止めがかからない状況下での作品づくりとなった、今回の展示。ままならない状況の中で、モノクロ作品は自ら暗室にこもって仕上げていったという。作家としての新しい試みも詰め込まれた内容となっている。

作家メッセージ

新型コロナウィルスの感染拡大により、大人数での撮影が簡単に出来なくなりました。今回は広いスタジオを選んだり、野外にて撮影をしたり、換気もしながらなど、対策をしながらマスクヌードでも撮影をしました。

被写体のモデルさんは、いつものようにSNSで女体を貸してくださる方、20歳以上の方、ということをお伝えして募集しました。

最近はずっとフィルムカメラで撮影していますが、今回も同じくフィルムカメラで撮影しました。新型コロナウィルスの影響で撮影回数が減ったので、少し前から暗室作業を勉強していて、モノクロのみ暗室作業でバライタにプリントしました。カラーはインクジェットプリントで仕上げています。

当初はモノクロのみでも良いかなと思っていたのですが、当日の天気があまりにも良く、見本のような空だったので、カラーでも発表することにしました。

作品からも伝わるかもしれませんが、撮影時間はただただ優しく、美しい時間でした。

風力がゼロの状態を、“凪”と言うそうです。

展示作品(一部)

展示作品のひとつ(作家提供)
展示作品のひとつ(作家提供)

展覧会概要

会場

神保町画廊
東京都千代田区神田神保町1-41-7安野ビル1階

会期

9月24日(金)~10月3日(日)

開廊時間

13時〜19時
※会期中は無休