安達ロベルト写真展：Affordances アフォーダンス〜 写真の形式による音楽

※4月3日17時追記：アイアイエーギャラリーが4月4日〜5月6日まで臨時休廊となるため、本展示は4月3日19時で終了します。

本誌にも寄稿いただいている安達ロベルトさんの写真展が、3月31日から東京・小伝馬町のアイアイエーギャラリーで始まります。ここでは展示の概要とともに、作家本人からのメッセージをお届けします（編集部）

展示について

もしあなたが、これらの写真を見て何らかの感情を覚えるとしたら、それは、被写体の形や色があなたに提供（＝アフォーダンス）しているのだろうか、それとも、あなた自身が過去の経験や学習から被写体に与えている意味に起因するのだろうか、はたまた、構図やギャラリーに並ぶようす、画の印象からあなたが感じ取る、リズムやノイズ、響きのようなものに起因するのだろうか。ゼラチンシルバープリント、タイプCプリント10数点。

作者からのメッセージ

私は生涯の大半を、ビジュアルアートとサウンドアートの間を行き来しながら生きてきました。この展示は、そんな私が現時点で考えていることをひとつのかたちにしてみたものです。写真は、制限がありながらも自由です。こう見てほしいということも、伝えたいメッセージもありません。自由に感じていただければさいわいです。過去の個展はすべてアナログ写真でやってきました。今回も大部分が35mmと6×6フィルムからの印画紙プリントですが、一部にデジタルからラムダプリントしたものがあります。

展示概要

プロフィール

人がどのようにつながり、創造するかに常に関心を持ち、ジャンルの枠組みを超えて活動する作曲家、写真家、画家。写真家としては、アナログ写真を軸とする創作活動に加え、雑誌、ポートレート等でも活躍。リコーGRシリーズ等のカタログ写真・公式サンプル写真を担当、デジタルカメラマガジン、デジカメWatchにも寄稿する。主な出版に写真集「Clarity and Precipitation」（arD）がある。作曲家としては、現在アルバム制作中。画家としては、6月に水彩画個展。ファインアートの分野において国内外で受賞多数。

オフィシャルサイト
http://www.robertadachi.com