イベントレポート

【CP+】ハクバの最新ハイエンドバッグ「GW-PRO RED」が勢揃い

日本人向けのハーネス設計 真っ赤なバッグの参考展示も

ハクバ写真産業のブースに、2月から販売が始まった同社イチオシのカメラバッグ「GW-PRO RED」シリーズが展示されている。

現在のGW-PROシリーズには、これまでの流れを継承した「G3」と、今回新たに加わる「RED」がある。機能的コンセプトはどちらも共通しており、ハーネスや背面ベンチレーションの設計は日本人の体型に向けたもので、プロが持つ最小限の機材をコンパクトに収めるためのサイズ感も踏襲されている。

GW-PROの本流とも言えるG3に対して新顔のREDは、迷彩柄の生地や輝きのあるバックルを取り入れるなど、ファッション性も意識している点が特徴。今回のCP+展示には間に合わなかったモデルもあるそうだが、全体では7種類16モデルをラインナップしている。

左から、GW-PRO RED バックパック マルチモードL、バックパック ライトL、バックパック ライトM、メッセンジャーL、バックパック フェイスゲート ローラー。
GW-PRO RED メッセンジャーL(税別3万6,800円)の内部。外形寸法が460×340×260mmという大容量モデルで、ノートPCも収納できる。
フラップを開けずに、ジッパーを開けてカメラを出し入れできる。
背面にエアベンチレーションパネルを装備。ポケットも備わる。
底面はターポリン素材。
独FIDLOCK製のマグネットロック。片手で開け閉めしやすい、特殊なバックル。

取材中も多くの来場者がGW-PRO REDをチェックしていたが、さすが高価格帯のカメラバッグを検討するユーザーは展示品の見方に迷いがない。全体を眺めるというより、各モデルの細かな仕様について説明員に問い合わせているシーンが多く見られた。

GW-PRO RED バックパック マルチモード M(税別3万9,400円)
フラップを閉じたまま、ジッパーでアクセス可能。深さがあるため望遠レンズ付きのカメラにも向く。
サイドアクセス。フラップ部分にもある程度の硬さがあるため、ジッパーが開け閉めしやすい。
長時間の歩行時に心強い腰ベルトを装備。身体にかかる負荷について調査した結果、背中部分のパッドは背骨を避けるような形状になったという。
「くびの負担がZEROフック」にもちろん対応。ここに取り付けたZEROフックにカメラのストラップを掛けることで、首の負担がなくなる。

当初は"RED"の名前通り、外装に赤のアクセントを配することも検討したそうだが、最終的には「GW-PRO」の製品ロゴを赤文字にするだけというシンプルなデザインを採用した。

その代わりかどうかは不明だが、参考展示として真っ赤なGW-PRO REDが並んでいた。製品化の予定はないものの、CP+来場者の声を集めて検討したいそうだ。

参考展示の赤いGW-PRO RED。

本誌:鈴木誠