イベントレポート
【CP+】マイクロソフト、Surface Book 2を使ったRAW現像の快適さをアピール
PC活用セミナーも随時開催中
2018年3月3日 10:52
マイクロソフトのブースでは、2in1 PC「Surface Book 2」や、28インチディスプレイ一体型PC「Surface Studio」などを展示。Surface Dialやペンなどのオプションと併せて、RAW現像やレタッチ時の性能を体験できる。
体験に使用しているアプリケーションは、Surface Dialやペンに対応しているアドビの「Photoshop」と「Lightroom CC」。Surface Book 2ではGPUを搭載しており、現像モジュール使用時の処理にGPUを用いることで、CPUのみで処理している場合と比べて動作を高速化できる点でメリットがある。GPU処理の設定が有効になっていると、パラメータを変更した際などの動作のもたつきが軽減され、パラメータを変更してからほぼタイムラグなしで処理結果をプレビューできる。
取材時にブースで話を聞いた説明員によれば、AW現像やレタッチの処理においては、タッチパネルによって画面を直接ピンチ・スワイプ操作できる点がメリットだという。Surface Dialとペンの操作に併せてピンチ・スワイプを行なうことで、作業効率を向上できるとのことだ。
RAW現像やレタッチの作業フローは人それぞれなので一概には言えないが、実際に触れて操作してみると、特に画像の拡大・縮小操作が直感的にでき、またGPU処理の有無では動作のもたつき方が明らかに違うので、マウスを使った場合と比べて快適に作業ができたように感じた。
競合のデバイスとしてはアップルの「Macbook Pro」を意識しているようで、説明員はSurface Book 2ならではの優位点として、画面を取り外してタブレットのように使えることで、使用場所や用途の自由度が高い点、そしてタッチ操作に対応可能な点を挙げていた。
ブース内にはセミナーステージも用意しており、山岸伸さん、大和田良さん、関康隆さんなどの写真家が交代で登壇する。詳しいスケジュールはマイクロソフトの特設サイトで確認されたい。
筆者がブースを訪れた際にはちょうど関康隆さんのステージが実施されており、Lightroom CCを使ったRAW現像と、Photoshopによるレタッチを実演していた。作業中の手元の映像も見られるようになっており、プロの早技を間近で垣間見ることができた。
関さんはセミナーの中で、写真を画像処理する道具としてのPCについて言及。「カメラ機材にお金をかけている人はたくさんいますが、PCに無頓着な人は意外なほど多い。あくまでも写真作品を作るツールとして、PCにも気を遣ってほしい」と呼びかけていた。