イベントレポート
奥大井湖上駅に、期間限定「絶景郵便局」が開設
8月6日まで "湖上の秘境駅"を電車+徒歩で撮ってきた
2017年7月5日 15:52
Surprise Trip Letterアライアンスと大井川鐵道によるイベントとして、井川線の奥大井湖上駅に絶景郵便局が開設される。開局日は7月7日(金)および7月8日〜8月6日の土曜日・日曜日(計11日)。11時から16時まで同駅隣接のレイクコテージ奥大井で開催している。プレオープン体験会の模様を取材してきた。
本イベントは、"湖上の秘境駅"と言われる奥大井湖上駅で景色を楽しみつつ、サプライズしたい相手に写真付きの手紙を出せるという趣旨。場所にちなんだデザインの専用レターセットも用意されている。
企画・運営のSTLアライアンスは、自治体や企業など10の団体から構成。奥大井湖上駅が所在する川根本町、大井川鐵道、日本郵便のほか、カメラユーザーにお馴染みのところではキヤノンとエプソンも加盟している。今後、東京の「STUDIO EASE」、和歌山の「ポルトヨーロッパ」でも同様のイベントを開催予定だという。
奥大井湖上駅の撮影スポットや、車窓の見どころ
せっかくの湖上駅なので、それとわかる写真を撮りたいのが人情。徒歩で15分ほどの場所から"湖上駅を見下ろす写真"が撮れると聞いて、会場取材の前に立ち寄った。
奥大井湖上駅を通る井川線は1日10本。上下線の間隔が19分と近い場合もあれば、1時間以上の場合もある。事前に時刻表をよく見て計画を立てておきたい。
今回筆者は金谷駅方面からの列車で10時17分に奥大井湖上駅へ到着し、撮影スポットまで20分ほどで移動し、11時4分の上りと11時23分の下りを撮影した。コテージには休憩スペースとトイレがあるものの、飲み物・食べ物の販売はないので注意したい。
井川線の列車は決して速くなく、追尾AFや高速連写といった高度な撮影操作をせずとも、じっくり単写で狙っていける。静寂の中に列車の走行音が響きだしてから、落ち着いてカメラを構えても十分に間に合う。
取材当日は台風接近直前の曇り空。イベントスタッフによると湖の色や水位は決してベストの状態ではなかったとのことで、参考に晴天時の公式写真も掲載する。