イベントレポート
「第20回 世界の中古カメラフェア」が渋谷で開幕 初日の模様をレポート
開店前の行列は例年以上 若者にフィルムカメラが人気
2017年5月25日 21:34
5月25日から渋谷駅・東急百貨店東横店西館8階催物場において、「第20回 世界の中古カメラフェア」が開催されている。この中古カメラフェアは、I.C.S.(Imported Camera Society=輸入カメラ協会)が主催する中古のカメラや交換レンズ、アクセサリーなどの即売会。住所は東京都渋谷区渋谷2-24-1。
I.C.S.では、年に3回中古カメラフェアを開催しているが、東急百貨店での開催は2月開催の銀座松屋に続く、今年2回目となるものである。また、イベントタイトルに20回とあるように長い歴史を誇る。今回、同協会に加盟する14のカメラショップが出店した。
「例年を上回るほどの賑やかさです。この時期はゴールデンウィークと夏のボーナスの間となるため、市場の動向はあまり芳しくないことが多いのですが、このカメラフェアは例外。これだけの中古カメラが一堂に揃う機会は少ないからでしょうね。初日、デパート開店前にできる行列も今年はよりいっそう長く思えました。」と語るのは主催するI.C.S.代表で株式会社秀光の高井氏。
オールドレンズブームも一巡して落ち着いているかと思いきや、そうでもなさそうである。
「レンズはミラーレスが登場して以来、安定した人気で、現在も大きく変わることはありません。むしろ注目はフィルムカメラだと思います。若い人を中心に見直されているため、今回のこのフェアでも動きはいい」とのことである。
筆者が会場に着いたのは初日の正午を過ぎた時間であったが、往年のカメラファンに加えて20代と思わしき若い写真愛好家の姿を数多く見かけた。さらに東アジアや欧米からのファンの姿もこれまで以上に多く感じられるものであった。
本稿掲載以降の同カメラフェアの注目は、まず27日(土)にサタデーサービスを予定。各カメラショップブースにて特別奉仕品や掘り出し物を多数用意するという。また、最終日30日(火)の12時まで買い取りコーナーを会場に内に開設。不要な機材をその場で売却し、お目当てのカメラ・交換レンズを手に入れることも可能としている。期間中ショッピングクレジットは金利・手数料を無料としているのもうれしいサービスだ(3回、6回、10回、20回払いのみ)。
この中古カメラフェアは30日(火)まで開催。開場時間は10時から21時まで(最終日30日は18時閉場)。この週末渋谷界隈に寄る機会があるならぜひ会場も覗いてみてほしい。
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