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第38回世界の中古カメラ市に「オリンピアゾナー」など珍品が並ぶ
ライカ、コンタックス、ミノルタ、トプコン、コムラ、フォカ、ニッカetc. 往年の名品が多数
Reported by 大浦タケシ(2016/2/19 09:01)
東京・松屋銀座8階イベントスクエアにて2月22日(月曜日)まで「第38回世界の中古カメラ市」が開催されている(入場無料)。ここでは初日である2月17日(水曜日)の会場の様子をお伝えするとともに、筆者がピックアップしたカメラや交換レンズなどを紹介していきたい。
この中古カメラ市は、I.C.S.(Imported Camera Society=輸入カメラ協会)が主催するもので、中古のカメラや交換レンズなど即売するフェアである。ちなみにI.C.S.は、都内を中心に有名カメラショップが多数加盟する協会。年3回中古のカメラ市を開催しており、今回は2016年第一回目となる。同協会に加盟する17店のカメラショップのほか、協賛3店の合計20店が出店している。
初日午前中の会場の様子は、平日とは思えないほどの賑やかさ。カメラ愛好家が1つ1つ丹念にショーケースを覗く姿や、商品を直接手に取ってショップ店員と熱く商談する姿など多数見受けられた。
【注意】掲載した商品は、取材時のものです。すでに完売や予約済みになっている場合があることをご承知置きください。
カメラ
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I.C.S.代表で株式会社秀光社長の高井さんに、今回の中古カメラ市の様子をうかがったところ、「例年どおりオープンから多くのカメラ愛好家が訪れている」とのこと。中古カメラ市といえば、恒例の初日早朝の行列だが、デパート開店前の朝9時過ぎには150人近い行列となったという。
「開店時間よりも10分早い9時50分に会場はオープンした」と高井さんは話す。筆者がこの取材のためにカメラや交換レンズの撮影を始めた午後となって、客の入りは比較的落ち着つきはじめたが、それでもカメラ愛好家で会場はたいへんな賑わい。また、日本語以外も多数飛び交っている。「相変わらず海外からのバイヤーやカメラ愛好家も多い。中国や欧米のほか韓国、東南アジアなどからも来ている」という。
このイベントでは毎回特別企画と称する特設コーナーを設けているが、今回も多彩だ。
まず価格帯別コーナーとして「1万円均一」、「2万円均一」、「3万円均一」を会場入り口で行っている。同時にその横では、三脚やカメラバッグなどの大物アクセサリーの展示販売も行っているので興味ある向きは訪れてみるとよいだろう。
さらに20日(土曜日)には理由ありセールとして掘り出し物を各店ブースで、最終日の22日(月曜日)には感謝セールとして同じく各店ブースで販売を予定している。また、各ショップの常連向けとして、18日(木)から21日(日)の間に本イベント案内ハガキを持参した人に買い物券の当たる抽選会も実施する。実に盛りだくさんの中古市なのである。
中古カメラは一期一会だ。出会ったときに即手に入れるつもりでいないと、次いつ出会えるかまったく保証の限りではない。この週末、そんな出会いを求め会場に足を運んでみるのはどうだろうか。これまで欲しかったカメラや交換レンズと出会える可能性は高い。