デジタルカメラマガジン

キヤノンEOS R5/R6を詳細レポート。8月号が本日発売

特集は"半径5kmの世界"で楽しむ写真表現の魅力

いま話題のEOS R5/R6を実写で詳細レポート

2020年7月9日の21時に世界同時発表されたEOS R5とEOS R6。EOS R5に関してはすでに開発発表によって事前にいくつかのスペックが明らかにされていたが、価格を含めた詳細情報がすべて公開されたことで、より注目度が高まっている。

デジタルカメラマガジン8月号では、その内容を伝えるべく、カラー20ページのボリュームで詳細にレポートする。注目は4,500万画素による解像感、そしてメカシャッターで秒間12コマ、電子シャッターで秒間20コマを可能とした連写性能だ。前者はルーク・オザワ氏、後者は長根広和氏による実写で、その実力を紹介する。

スタンダードモデルという言葉が似つかわしくないほどハイスペックなEOS R6については、写真家の岡嶋和幸氏が実写レポート。2,010万画素のCMOSセンサーは、同社のフラッグシップであるEOS-1D X Mark IIIと同等性能を有する。あえて画素数を抑えることで、小気味よいレスポンスを求めたモデルに仕上がっている。レンズとボディの協調制御によって最大で5軸8段の手ブレ補正効果が得られること、メカ12コマ、電子20コマの特徴的な性能はEOS R5と変わらない点にも注目だ。

半径5kmの世界で楽しむ写真表現の魅力

いままでのように自由に写真が撮れない状況を嘆くよりも、今こそ撮影を楽しもう! をテーマに、自宅から半径5kmの範囲での被写体の見つけ方や撮影方法を解説する。

遠くの絶景スポットに行かなくても、視点を変え、工夫してファインダーをのぞくことで身近な世界は輝き出す。そのアイデアをプロ写真家やSNSで話題の写真を例に紹介。通勤途中に目に入る茂みにドラマチックな陰影を生み出す方法、街中できれいな星景写真を撮影するテクニック、並立する建物をフレーム内に上手に収める構図の作り方、新しい時代のファミリー写真、フラッシュを駆使したお家ポートレートなど、30のテクニックをわかりやすく図解している。

手持ちのプラレールが街中を走る、ファンタジックな写真の撮影テクニック。日常の世界とミニチュアの世界がクロスする摩訶不思議で面白い写真を生み出すことができる。
ソーシャルディスタンスを守ったポートレートテクニック。人物撮影において2mの撮影距離は、前ボケや程よい圧縮効果が利用しやすい撮影距離であることを解説している。

写真家7人のフォトエッセイ いま写真家が伝えたいこと

特集2は人気写真家7人によるフォトエッセイを綴る。新型コロナウィルス感染拡大によって、自由に撮影ができない日々が続いているが、写真を撮ることを職業としている写真家は、どのような時間を過ごしてきたのか。言い方を変えれば、写真とどう向き合ってきたのか。

登場する写真家は、菅原一剛、大和田良、鈴木理策、公文健太郎、岡嶋和幸、吉村和敏、小林紀晴の7名。写真1枚の伝える力もさることながら、文章から伝わるメッセージも読み取ってほしい。