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Dropboxの写真管理アプリ「Carousel」が終了

アプリを一本化。自動アップロード機能は継承

Dropboxは、同社クラウドストレージと連携した写真管理アプリ「Carousel」の終了を予告した。iOS/Android版ともに2016年3月31日をもって機能しなくなるという。

Carouselは同社が2014年にリリースした写真管理アプリ。Dropbox内の静止画・動画ファイルをタイムライン表示でスピーディに閲覧できるほか、アルバムを作成してまとめて共有するなどの機能を備える。

本アプリの終了に伴い、Dropboxのアプリは「Dropbox」に一本化。メールアプリ「Mailbox」も同じく2016年3月31日の終了が発表されている。

同社では、Carouselユーザーに向け各機能の今後についてアナウンスしている。

端末内の写真をDropbox内に自動アップロードする「カメラアップロード」機能は、Carouselアプリをアンインストール後、Dropboxアプリの設定メニューから同機能をオンにすることで同様に使える。

Carouselアプリで作ったアルバムは、今後もWebブラウザもしくはDropboxアプリ(現状はAndroid版のみ)から2016年3月13日まで閲覧できる。共有アルバムは2016年1月31日以降に作成・追加ができなくなる。

共有アルバムで受け取った会話や写真はDropboxに自動保存されないため、それぞれ端末に保存するか、2016年初旬までにリリース予定というエクスポートツールを使うよう案内している。

Dropboxへアップロード済みの写真を端末から削除する「空き容量を増やす」機能は、Dropboxアプリに2014年初旬に追加予定。Carouselアプリでも終了まで使える。

過去の写真をハイライト表示する「フラッシュバック」機能は、12月10日をもって通知が終了し、Carouselアプリとともになくなる。

アプリ画面に終了告知が表示されるようになった

Dropboxは、登録したマシン内の指定フォルダを自動的に同期するクラウドストレージサービス。スマートフォンアプリからもファイルを扱えるほか、サードパーティからもアップロード先や参照元としてDropboxストレージを使える連携アプリがリリースされている。2GBまで使える無料プラン、1TBまで使える税別1,200円/月のプランを用意。ビジネスユーザー向けのDropbox Businessもラインナップしている。

(本誌:鈴木誠)