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キヤノン、「50mm F1.8」を25年ぶりにリニューアル

STMや金属マウント採用 コーティングも新しく

キヤノンは、EFレンズ「EF50mm F1.8 STM」を5月下旬に発売する。価格は税別1万9,500円。

1990年12月に発売された「EF50mm F1.8 II」の後継モデル。35mmフルサイズのイメージサークルをカバーする。なお、従来モデルの販売は終了する。

AF駆動にSTM(ステッピングモーター)を新採用し、静かで滑らかなAF動作やフルタイムMFを実現した。

外観も一新し、「EF40mm F2.8 STM」など最近のSTMレンズに似たデザインの鏡胴になった。また、マウントを従来の樹脂製から金属製に変更した。

光学系は従来モデルと同じだが、デジタル時代に合わせたコーティングを採用し、フレアやゴーストの低減を図った。

レンズ構成は5群6枚。また、最短撮影距離が従来の0.45mから0.35mに短縮された。MTF特性は従来モデルと同じという。

レンズ構成

絞りは7枚羽根の円形絞り。従来は5枚羽根で円形絞りでは無かった。

最大径×全長は69.2×39.3mm。フィルター径は52mmから49mmと小型化した。外径はほぼ同じだが、全長は1.7mm短くなった。金属マウントの採用により、重量は30g増の約160gとなっている。

レンズフードは別売で「ES-68」を用意する。なお、従来レンズはフードを装着する場合、アダプターリングを介する必要があったが、新型でバヨネットタイプなので、直接装着できる。

ES-68

(本誌:武石修)