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キヤノン、EOS M用望遠ズームレンズ
「EF-M 55-200mm F4.5-6.3 IS STM」

 キヤノンは、ミラーレスカメラ「EOS M」シリーズ用の交換レンズ「EF-M 55-200mm F4.5-6.3 IS STM」を7月上旬に発売する。価格は税別4万9,000円。

 EOS M用のEF-Mレンズで初となる望遠ズームレンズ。35mm判換算での焦点距離は88-320mm相当。

 同クラスのEOSシリーズ用レンズ「EF-S 55-250mm F4-5.6 IS STM」に比べて全長で約22%短く、重量で約31%軽くなっている。最大径×全長は60.9×86.5mm 、重量は約260g。最大径は他のEOS M用レンズと統一されている。

 レンズ構成は11群17枚。ガラスモールド非球面レンズ1枚とUDレンズ1枚を使用して、ズーム全域での高画質化を図った。約3.5段分の手ブレ補正機構も搭載する。

 AF用アクチュエーターとカメラ側のAFアルゴリズムとのマッチングを最適化し、AFを高速化した。駆動にはリードスクリュータイプのステッピングモーター(STM)で、動画撮影時にもスムーズなAFを実現しているという。フルタイムMFも可能。

 最短撮影距離は1m。最大撮影倍率は0.21倍。絞り羽根は7枚(円形絞り)。

 これまでEF-Mレンズで最も望遠撮影が可能なレンズは、標準ズームレンズの「EF-M 18-55mm F3.5-5.6 IS STM」(望遠端88mm相当)だった。なお、それ以外のEF-Mレンズとしては、広角ズームレンズの「EF-M 11-22mm F4-5.6 IS STM」と単焦点レンズの「EF-M 22mm F2 STM」がラインナップされている。

 6月17日現在、「EOS M2」、「EOS M」とも今回の新レンズを含むキットの設定はない。

(本誌:武石修)