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初の「リコーGR」機能拡張ファームウェアが公開
絞り開放時の最高シャッター速度が1/2,500秒に。開放優先のプログラムラインも搭載
Reported by 本誌:鈴木誠(2013/10/3 11:57)
リコーイメージングは3日、コンパクトデジタルカメラ「リコーGR」の最新ファームウェアを公開した。
バージョン番号は2.03。機能拡張および変更内容は次の通り(引用)。
機能拡張
- 絞り開放時のシャッタースピードが、最高1/2500秒まで設定できます。
- 再生モード起動時、撮影モードへの切り替えが可能になります。
- クロップに、47mm(35ミリ換算)が追加されます。
- Pモードで、開放優先のプログラム線図選択が追加されます。
- [シャッターボタン確定]が追加されます。
- [Eye-Fi RAW 転送]が追加されます。
- [Eye-Fi選択画像送信]で、画像送信中に、残り枚数が再生画面に表示されます。
- [Eye-Fi選択画像送信]で、フォルダー番号が200以上の画像も転送できます。
変更内容
- Exifタグ「画像入力機器のメーカ名」が"RICOH IMAGING COMPANY, LTD."になります。
- フォーカスを「マルチAF」に設定した状態でのAFLはスポットAFになります。
- ダイナミックレンジ補正を「強」にして撮影したRAWファイルを、カメラの「RAW現像」機能でダイナミックレンジ補正「強」の設定で現像する際の、暗部の画質を向上しました。
- カメラの「RAW現像」機能で、明るさ補正と周辺減光を組み合わせて現像する際の画質を向上しました。
- 画像確認時間を「HOLD」に設定しカスタムセルフ撮影をする場合、設定した撮影間隔で自動的に次コマ撮影するようになります。
- 画像設定「スタンダード」で撮影した画像を、詳細情報表示モードで再生するとスタンダードのアイコンが表示されます。
- 一部シーンでのホワイトバランス「マルチパターンAUTO」の色再現を向上しました。
- DNGファイルに設定されているColorMatrixを改善しました。
- ISO感度が1600から3200、ノイズリダクション設定を弱・中・強・AUTOで撮影した場合の画質を向上しました。
- Eye-Fi選択転送時の安定性を向上しました。
GRは、APS-Cサイズ相当の有効1,620万画素CMOSセンサーを搭載するコンパクトデジタルカメラ。レンズは28mm相当F2.8。スナップ撮影に向けた操作性を特徴とするGRシリーズの最新モデルで、撮影レスポンスの向上とセンサーの大型化が主なトピック。発売時点での絞り開放時のレンズシャッター最高速は1/2,000秒だった(絞って1/4,000秒)。発売は5月24日。実勢価格は9万1,800円前後。