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ペンタックス、「DA Limitedレンズ」をリニューアル

HDコーティングと円形絞りを採用。シルバーボディも

 リコーイメージング株式会社は、単焦点レンズの新製品として、「HD PENTAX-DA Limited」5製品の発売を発表した。既存のDA LimitedレンズにHDコーティングと円形絞りを採用した。

 発売はブラックモデルが9月20日、シルバーモデルが10月下旬。

 DA Limitedレンズは、レンズの味や質感を追求したというコンセプトの単焦点レンズシリーズ。K-AFマウントを採用する。

 ペンタックスブランドらしい製品として、長年ファンに愛されている。また、鏡胴のみならず、フード、キャップにいたるまでアルミ削り出し素材を採用したことも特徴の一つ。

 今回のリニューアルではカラーリングを一新したと同時に、HDコーティングと円形絞りを採用した。

 HD(High Definition)コーティングにより、逆光などの撮影条件でもゴーストやフレアの発生を効果的に抑えるという。また、円形絞りの採用は、美しく柔らかなボケを実現した。

HD PENTAX-DA 15mm F4 ED AL

 35m判換算で焦点距離23mm相当の画角となる超広角レンズ。店頭予想価格は7万円前後の見込み。

 レンズ構成は6群8枚。絞り羽根は7枚。

 最短撮影距離は0.18m、最大撮影倍率は0.15倍。

 フィルター径は49mm。最大径×全長は約63×39.5mm。質量は約189g。

 フードは内蔵式。

HD PENTAX-DA 21mm F3.2 AL

 35m判換算で焦点距離32mm相当の画角となる広角レンズ。店頭予想価格は6万円前後の見込み。

 レンズ構成は5群8枚。絞り羽根は7枚。

 最短撮影距離は0.2m、最大撮影倍率は0.17倍。

 フィルター径は43mm、または49mm。最大径×全長は約63×25mm。質量は約134g。

 フードは外付けタイプ。

HD PENTAX-DA 35mm F2.8 Macro

 35m判換算で焦点距離53.5mm相当の画角となるマクロレンズ。製品名のMacroからわかる通り、被写体を大きく写すマクロ撮影を意識した製品になる。店頭予想価格は6万円前後の見込み。

 レンズ構成は8群9枚。絞り羽根は9枚。

 最短撮影距離は0.139m、最大撮影倍率は約1倍(等倍)。

 フィルター径は49mm。最大径×全長は約63×46.5mm。質量は約214g。

 フードは内蔵タイプ。

HD PENTAX-DA 40mm F2.8

 35m判換算で焦点距離61mm相当の画角となる準標準レンズ。小柄なDA Limtedレンズの中でもとりわけ全長が短く、いわゆる「パンケーキレンズ」といわれるジャンルの製品。店頭予想価格は4万円台半ばの見込み。

 レンズ構成は4群5枚。絞り羽根は9枚。他のDA Limitedレンズと同様、今回から汚れに強いSP(Super Protect)コーティングを新たに採用している。

 最短撮影距離は0.4m、最大撮影倍率は約0.13倍。

 フィルター径は30.5mm、または49mm。最大径×全長は約63×15mm。質量は約89g。

 フードは外付けタイプ。

HD PENTAX-DA 70mm F2.4

 35m判換算で焦点距離107mm相当の画角となる中望遠レンズ。店頭予想価格は6万円前後の見込み。

 レンズ構成は5群6枚。絞り羽根は9枚。

 最短撮影距離は0.7m、最大撮影倍率は約0.12倍。

 フィルター径は49mm。最大径×全長は約63×26mm。質量は約131g。

 フードは外付けタイプ。

(本誌:折本幸治)