企画展「星野道夫 アラスカ 悠久の時を旅する」(FUJIFILM SQUARE)


 1996年に取材中の事故でなくなった写真家星野道夫(1952-1996)は、没後16年を経た現在においても、心を打つ大自然や動物の写真と、美しい文章で多くのファンを魅了しています。この写真展では、星野道夫氏が1973年に初めて足を踏み入れたアラスカの村の記録から、亡くなる直前まで撮影をしていたロシアのカムチャツカ、チュコト半島の未発表写真までを展示し、旅を終えることなく急逝した星野道夫の足跡を辿ります。

 北極圏の大自然、極北の大地に生きる人々、18年間アラスカに暮らして捉えてきた野生動物たちの神秘。それら、彼が出会った自然と人と生命を通じ、どのように写真家として成長していったかを追う写真展です。そして未完の作品群から「自然と人のかかわり」を追い続けた星野の果てしない旅に思いを馳せていただければと思います。

 また、会期中の11月17日(土)には星野道夫氏夫人・星野直子さんを迎え、トークショーを開催いたします。星野道夫氏の素顔や、これまで彼の作品と向き合ってきて発見したことなど、作品を見ながら語っていただきます。

(写真展情報より)

 トークショーは14時~15時30分。要予約で定員は150名。

  • 名称:「星野道夫 アラスカ 悠久の時を旅する」
  • 会場:FUJIFILM SQUARE 写真歴史博物館
  • 住所:東京都港区赤坂9-7-3 東京ミッドタウン・ウエスト
  • 開催日:2012年11月16日~2012年12月5日
  • 時間:10時~19時
  • 休館:会期中無休

(本誌:武石修)

2012/11/2 00:00