Cerevo、スマホをデジカメの無線リモコンにできる「SmartTrigger」を開発発表


 Cerevoは9日、スマートフォンでデジタル一眼レフカメラのシャッターを操作できるデバイス「SmartTrigger」(スマートトリガー)を開発したと発表した。

SmartTrigger使用例

 デジタル一眼レフカメラとSmartTriggerをケーブルで接続しておき、スマートフォンからSmartTriggerにBluetooth 4.0でレリーズ信号を送ることで、スマートフォンをワイヤレスリモコンとして利用できるというデバイス。

 iOS 5以降のiPhoneおよびiPad、Mac OS X 10.7以降のMacBook AirおよびMac mini(Mid2011モデル以降)に対応する。Androidについては、Bluetooth 4.0のAPIが公開されていないため対応は未定とのことだが、「APIが公開され次第、前向きに対応したい」(同社)としている。

 カメラはオリンパス、キヤノン、ソニー、ニコン、ペンタックス、パナソニックのレンズ交換式デジタルカメラに対応。詳細はWebサイトを参照されたい。カメラとの接続にはケーブルレリーズ端子を利用するが、同端子が無い機種とは赤外線で接続できる。

 スマートフォンからBluetoothのペアリングを行なうだけで使用できるとしている。レリーズの他、タイマーによるレリーズやインターバル撮影も可能。自分撮りなどの際に、リモコンとなるスマートフォンを持った人がジャンプするとシャッターが切れる機能も備える。

 製品化に向けて、クラウドファンディングでの支援を募る。支援額が目標の70万円に達した場合には、支援の内容に応じてSmartTriggerなどを支援者に提供するとしている。プロジェクトが成立した場合には、2012年度内に製品を提供するという。

 支援を募る期限は9月23日0時。期間内に支援額が目標に届かない場合は製品化せず、支援金を全額返金するという。同社のWebサービス「Cerevo DASH」で開発のプロジェクトを行なう。

 支援額は本体(接続ケーブル無し)+ステッカー2枚が4,980円、本体(ケーブル付)+ステッカー2枚が5,480円(早期支援向け50台限定)など。

 SmartTriggerの一般市販に関しては、プロジェクトの成立および反響を見て検討するとしている。

 バッテリーは単4電池×1本で。エネループで約3万回、赤外線レリーズケーブル接続で約1万7,000回以上のレリーズが可能だという。

 外形寸法は63×31.6×12.6mm、重量は未定。





(本誌:武石修)

2012/8/9 16:51