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Cerevo、iPhoneをカメラの無線リモコンにする「SmartTrigger」

 Cerevoは26日、iPhoneをデジタルカメラの無線リモコンにする「SmartTrigger」の販売を自社サイトで開始した。

 SmartTrigger本体の価格は7,499円。レリーズケーブル対応のカメラにはケーブル(1,000円)、赤外線リモコンにしか対応していないカメラには赤外線ケーブル(1,200円)が別途必要。

SmartTrigger
パッケージ
カメラとSmartTriggerをつなぐ別売ケーブルの一例。計9種類が用意される

 2012年8月から9月にかけ、クラウドファンディングで開発資金を募っていた製品。目標金額70万円を達成し、開発期間を経てこのたび発売が開始された。

 接続は、デジタルカメラ-SmartTrigger-iPhoneとなり、デジタルカメラとSmartTriggerの間は別売ケーブルを使用。SmartTriggerとiPhoneはBluetooth 4.0+LEで接続する。iPhoneでの操作は専用アプリ「SmartTrigger App」がApp Storeで公開中。

 類似の製品としては、iPhoneとカメラを直接ケーブルで接続するものが見られるが、それを無線化した製品は珍しい。代表取締役の岩佐琢磨氏によると、「我々が知っている限り、国内では初の製品化」という。

 またBluetoothによる無線接続のため、赤外線方式と異なり、途中に障害物があっても利用できる。

SmartTriggerを手に持つ代表取締役の岩佐琢磨氏

 SmartTrigger Appの機能は、大きくわけて「リモート撮影」「ジャンプ撮影」「タイマー撮影」「タイムラプス」の4つ。

SmartTrigger App
中央ボタンをタップとレリーズ。下にスワイプするとAF(シャッター半押し)。上にスワイプでホールド(バルブ)
タイムラプスの設定

 それらのうちユニークなのは「ジャンプ撮影」だろう。これは、記念撮影のとき、iPhoneを持ってジャンプすると、デジタルカメラがジャンプの最中にシャッターを切ってくれるというもの。iPhoneの加速度センサーを利用しており、ジャンプの頂点をiPhoneが検出すると、レリーズが行なわれる仕組みだ。

 ジャンプの感度は3段階から設定可能。ジャンプの検出からレリーズまでをどれくらい遅らせるかも設定できる。

ジャンプ撮影を使った例
ジャンプ撮影を発表会で実演する岩佐氏。そのとき撮影された写真これだ(Cerevo提供)

 またタイムラプス機能では、いわゆるインターバル撮影が可能になる。撮影枚数、撮影時間などをアプリで設定、得られた画像を別途PCなどでつなぎ合わせると、流行のタイムラプス動画ができあがる。

 SmartTrigger Appの動作要件は、iOS 5.0以降のiPhone 3GS、iPhone 4、iPhone 4S、iPhone 5、iPod touch(第3世代)、iPod touch(第4世代)、iPod touch(第5世代)、iPad。

 SmartTriggerの電源は単4形電池1本。一般的な利用頻度で約1年間持つという。動作時間は最大3万回(レリーズケーブル接続)、最大1万回(赤外線レリーズケーブル接続)。

 外径寸法は63×31.6×12.6mm。カメラのホットシューなどに取り付けるギミックはない。重量は本体のみで20g。

 別売のカメラ接続用の別売ケーブルは計9タイプが用意される。内訳は、キヤノン用E3タイプ、キヤノン用N3タイプ、ニコン用Aタイプ、ニコン用Bタイプ、ニコン用Cタイプ、ソニー用、オリンパス用、ペンタックス用、パナソニック用、IR用(赤外線方式)。IR用は赤外線リモコンしか対応していないカメラで利用できる。

赤外線リモコンにしか対応していないカメラ用に、IR用ケーブルも用意される

 Cerevoでは初期ロットに限り、9タイプのケーブルすべてを同梱した数量限定スペシャルセットを用意する。価格は9,999円で、個別に購入するより安い。「この手の製品を最初に買っていただけるのは、たくさんのカメラを持っている方だろう」(岩佐氏)との考えから設けたという。

 またCerevoは、SmartTrrigerのAPIを無償で公開している。デジタル一眼レフカメラを制御するiOSアプリの開発をはじめ、カメラアプリのリモコンなどの用途が考えられる。ユーザーが自作した電子機器のボタンをSmartTriggerに押させたり、LEDを光らせたりといったことも可能。各種センサーと組み合わせることで、例えば音に反応してシャッターが切れる仕組みなど、アイデア次第で活用範囲が広がりそうだ。

(本誌:折本幸治)