リコー、「GR DIGITAL III」の機能拡張ファームウェア第5弾を公開
〜ISOオート強化やADJ.レバーの登録数拡大など
リコーは21日、コンパクトデジタルカメラ「GR DIGITAL III」の機能拡張ファームウェアを公開した。バージョン番号はVer.2.50。
GR DIGITAL III |
21日に発売した後継機種「GR DIGITAL IV」に準じた機能追加などが主な内容。リコーはGR DIGITAL IVの製品発表時、GR DIGITAL IIIに対しても一部新機能を提供する機能拡張ファームウェアを10月中旬に公開すると予告していた。
更新内容は以下の通り。
■機能拡張
- ISO AUTO-HI設定の時に、上限ISO感度と同時にISO感度切り替えシャッタースピードを設定可能にした
- オートブラケットに「コントラストブラケット」を追加した
- ADJ.レバーに設定登録できる項目を4個から5個にした
- ハイコントラスト白黒撮影時、撮影設定メニューに「周辺減光」を追加した
- メタルレンズキャップ「GL-1」装着時に、電源ボタンをロックする機能を追加した。再生モードでの起動は可能
■修正・追加
- 縦横自動回転を行なうと、絞りとシャッタースピードの文字表示が欠けた状態になる場合がある現象を修正した
- 明るい環境下でスポットAFを使用した場合のピント精度を向上した
- 絞り優先(A)/マニュアル(M)モード撮影で、フォーカスをスナップ、スナップ距離を1.5mに設定した際、フォーカスバーが正しく表示されるようにした
- RAW同時記録のJPEG ファイルに対して、再生編集でホワイトバランス補正編集ができるようにした。
なお、新しい機能について追加のPDFマニュアルをダウンロードページで公開している。
GR DIGITAL IIIは、2009年8月に発売した1/1.7型CCD・28mm相当F1.9レンズ搭載のコンパクトデジタルカメラ。新たに手ブレ補正機構やパッシブAFなどを搭載した後継機種「GR DIGITAL IV」および限定1万台の「GR DIGITAL IVホワイトエディション」が10月21日に発売済み。
2011/10/21 18:34