リコー、「GR DIGITAL III」機能拡張ファームウェアを10月中旬に公開

〜ISOオート設定の強化など「IV」の一部機能を追加

 リコーは15日、デジタルカメラ「GR DIGITAL III」を対象とした「機能拡張ファームウェア第5弾」をリリースすると発表した。2011年10月中旬に公開する。バージョン番号は2.50。

GR DIGITAL III

 主に、同日にリコーが発表した新製品「GR DIGITAL IV」に準じた機能が追加される。

「コントラストブラケット」を追加

 コントラスト設定を変更した3枚の画像を自動的に記録する。コントラストは5段階。

ADJ.レバー設定の拡張

 ADJ.レバーに任意の機能を5つ割り当てることが可能。現在は4つまで割り当
てられる。

ISO AUTO-HIを機能強化

 ISO AUTO-HIで、ISO上限設定切り替えとISO感度切り替えポイントの設定が可能になる。ISO感度切り替えポイントはシャッター速度で指定。従来は固定だった。

「ハイコントラスト白黒」に周辺減光調整を追加

 「ハイコントラスト白黒」において、周辺減光の調整が可能になる。OFF、弱、強から選択可能。

メタルレンズキャップ「GL-1」への対応

 10月中旬発売のメタルレンズキャップGL-1の電源ボタンロック機構に対応。電源ボタンが押されてもロック機能が働くので、予期せずレンズが繰り出すトラブルを防げるという。



(本誌:折本幸治)

2011/9/15 15:59