カシオ、ゴルファー向けデジカメ第3弾。スイング確認のライン追加


 カシオは、ゴルフ練習向けのコンパクトデジタルカメラ「HIGH SPEED EX-FC200S」を21日に発売する。価格はオープンプライス。店頭予想価格は4万5,000円前後の見込み。

EX-FC200S後方からのスイングチェック画面。緑のラインが新設した「体幹ライン」

 ゴルフのスイングがチェックできるデジタルカメラの第3弾。ベースモデルは、9月発売の「HIGH SPEED EXILIM EX-ZR15」。

 今回スイングチェックのためのガイドラインを従来の2本から3本に増やし、より細かなスイングチェックができるようになったという。

 スイングチェックはハイスピードムービー(スローモーション再生)で撮影した動画を再生する際に、ガイドラインを表示してスイングチェックができる機能。

 飛球線の後方から撮影した動画でチェックする場合は、アドレスしたボールと首の付け根を結んだライン(スイングプレーン)と、アドレスしたボールとクラブのシャフトを結んだライン(シャフトプレーン)の2本のガイドラインに加えて、アドレス時の背中のラインに沿って3本目のラインを合わせる。3本目のラインによって、スイング中の前傾角度が確認しやすくなり、バックスイングからフィニッシュまでにクラブヘッドやシャフトが、2本のラインの間にできるV字形の範囲からはみ出さず、3本目のライン上で前傾が保たれていれば良いスイングになるとされている。また、従来から搭載していたスイング時の体重移動を確認できるガイドラインも表示可能。

 加えて、ベストショット機能にゴルフ専用の撮影シーン5種類を追加した。ハイスピードムービー撮影が「スイング後方」、「スイング正面」、「スイング自分撮り(後方)」、「スイング自分撮り(正面)」。ハイスピード連写撮影が「スイング連写」となっている。

 最大30コマ/秒の静止画撮影(30枚まで)や、最大1,000fps(224×64ピクセル)のハイスピード動画も撮影可能。

 スロー再生時でもワンタッチで通常スピードの再生に切替えられる。また、テレビでガイドラインを表示させてのチェックもできる。

 ティーチングプロの堀尾研仁氏監修による解説ハンドブックが付属する。

 ゴルフ関連以外の主な機能はベースモデルのEX-ZR15とほぼ共通。撮像素子は1/2.3型有効1,610万画素裏面照射型CMOSセンサー。レンズは28-196mm相当(35mm判換算)F3-5.9の7倍ズーム。液晶モニターは約46万ドットの3型。




(本誌:武石修)

2011/10/12 15:29