カシオ、“動画HDRアート”対応の「EXILIM EX-ZR15」
カシオは、背景のぼかし機能などを搭載したコンパクトデジタルカメラ「HIGH SPEED EXILIM EX-ZR15」を発売する。発売日はゴールドが9月22日、ブラック、レッド、ホワイトが10月7日。価格はオープンプライス。店頭予想価格は4万円前後の見込み。
ゴールド | ブラック |
レッド | ホワイト |
2010年11月に発売した「HIGH SPEED EXILIM EX-ZR10」の後継モデル。
新たに、高速連写技術を応用した独自のぼかし機能を搭載した。「一眼レフカメラで撮影したような被写体を際立たせた写真が撮影できる」(カシオ)としている。
加えてカメラを動かしながら高速連写した画像を合成することで、レンズの広角端(28mm相当、35mm判換算)より広い写真を撮影できる「ワイドショット」機能も採用した。ワイドショット機能では、17mm相当または21mm相当(いずれも35mm判換算)での撮影が可能となる。
さらに、アーティスティックな写真が撮影できる「HDRアート」機能が初めて動画にも対応した。HDRアートの動画撮影中は、スルー画でHDRアートの動きを確認できるという。
またEX-ZR15では、“サクサク感”にも力を入れたという。起動時間は従来モデルの2秒から0.99秒に、合焦時間は同0.15秒から0.13秒に、撮影間隔は0.37秒から0.29秒にそれぞれ高速化した。また電源スイッチを操作してから電源が落ちるまでのシャットダウン時間も、従来の2.6秒から1.8秒に短縮している。
背面 |
撮像素子は、前モデルの1,210万画素から1,610万画素に向上した。レンズは従来モデルのスペックを引き継いだ。デザインも前モデルを踏襲している。光学ズームは7倍だが、複数枚の画像情報を合成する「マルチフレーム超解像技術」により画質劣化を抑えたまま14倍までのズームに対応するとしている。
高速連写と自動合成による360度のパノラマ撮影機能「スライドパノラマ」も引き続き採用した。
動画は1,920×1,080ピクセル、30fpsのフルHD記録が可能。そのほか、480fps(224×160ピクセル)、240fps(512×384ピクセル)、120fps(640×480ピクセル)などのハイスピード動画も撮影できる。
製品名 | HIGH SPEED EXILIM EX-ZR15 |
撮像素子 | 1/2.3型有効1,610万画素裏面照射型CMOSセンサー |
レンズ | 28-196mm相当(35mm判換算)F3-5.9 |
最短撮影距離 | 2cm(広角端) |
手ブレ補正 | センサーシフト式 |
感度 | ISO80-3200 |
露出プログラム | プログラムAE |
測光方式 | マルチパターン、中央重点、スポット |
シャッター速度 | 4-1/2,000秒(全モードあわせて) |
液晶モニター | 3型約46万ドット |
記録メディア | SDXC/SDHC/SDメモリーカード(内蔵52.2MB) |
連写速度 | 約3枚/秒(フル画素) |
動画記録 | H.264(1,920×1,080・30fps)など |
バッテリー | リチウムイオン充電池「NP-110」 |
撮影可能枚数 | 約325枚 |
外形寸法 | 101.9×58.7×27.4mm |
質量 | 約149g(本体) 約176g(バッテリー、メモリーカード含む) |
【2011年9月14日】記事初出時、「撮像素子が前モデルを引き継いでいる」と記載しておりましたが、正しくは別のものです。また「レリーズタイムラグ」との表記は、正しくは「撮影間隔」です。表中の感度を「ISO80-13200」と記載しておりましたが、正しくは「ISO80-3200」です。
2011/9/13 15:41