「ビックカメラ水戸駅店」が開店。初日の売上8,000万円を寄付
ビックカメラは23日、茨城県初となる「水戸駅店」をオープンした。住所は茨城県水戸市宮町1-7-31。同日グランドオープンした水戸駅ビル「エクセルみなみ」の4~5階に位置する。営業時間は10時~21時。JR水戸駅南口の3階改札前コンコースと直結している。専用駐車場も備える。ここでは当日の模様をお伝えする。
ビックカメラ水戸駅店が入る商業施設「エクセルみなみ」 | 水戸駅の改札前に大きな垂れ幕を用意した |
フランチャイズを除くと同社で35店舗目となる店。店舗面積は2フロア合計で5,000平方m。カメラを始め、パソコン、テレビ、オーディオ、家電、電話機、FAX、スマートフォン、携帯電話、時計、テレビゲーム、Blu-ray/DVDソフト、おもちゃ、自転車、フィットネス機器、酒、メガネ、コンタクトレンズなどを取り扱う。なお、布団の扱いはない。
商圏は、電車および車で30分~1時間圏内で、西は笠間市、北は那珂市、南は茨城町までを想定する。売り上げ目標は、年間40億円。来客数は1日平均5,000程度を見込む。従業員50人に加えて、地元採用のアルバイト約70人を投入する。
水戸駅店は当初、4月20日のオープンを予定していたが東日本大震災の影響で2ヶ月遅れのオープンとなった。また既報の通り、茨城県水戸市の文化財「偕楽園」および「弘道館」の復興支援金としてオープン初日の売り上げ全額を寄付した。初日の売り上げ目標について店長の大内敏也氏は、23日の取材時に「最低でも5,000万円以上を目指す」としていたが、実際にはそれを大きく上回る8,254万2,496円となった。翌日に「偕楽園・弘道館復興支援の会」を通じて茨城県に全額を寄付した。
エクセルみなみのオープニングセレモニーには、茨城県をアピールするキャラクター「ハッスル黄門」(左)と「Suicaのペンギン」(右)が駆けつけた | 茨城のヒーロー「時空戦士イバライガー」も応援に |
オープニングセレモニーでは、水戸短期大学附属高等学校の「Express Jazz Orchestra」が演奏を披露 | 10時の開店を前に約2,000人が列を作った |
オープンと同時に多くの来客でにぎわった |
初日の売上をすべて震災の復興支援金として寄付した | カメラコーナーは4階入口左側 |
■カメラコーナーはアクセサリーも充実
カメラコーナーは、4階入口の左側に設けている。カメラコーナーの品揃えは県内最大級としており、写真関係のアクセサリーについては北関東最大級のアイテム数という。トピックとして、東京・池袋で展開している“カメラ女子”向けの「BIC PHOTO」をカメラコーナーに設けた。女性客でも気軽に立ち寄れるおしゃれな雑貨屋をイメージしたもので、トイカメラ、可愛いアルバムや写真立て、おしゃれなカメラバッグ、デコレーション用のマスキングテープ屋シールなどを多数並べた。
BIC PHOTOコーナーでは、トイカメラなどを多数揃えた |
女性向けのアルバムのほか、マスキングテープやシールなども多い |
カメラバッグとファッションの組み合わせも提案 | カメラ型のカメラバッグなども |
隣の「女子フォト」コーナーでは、カメラとアクセサリーをセットで訴求 | 若い女性の来店者を多く見かけた |
女子向けにカメラの解説を行なう映像も流していた |
今回、BIC PHOTOを設けたことについて店長の大内敏也氏は、「ビックカメラ全体としてどうすれば女性のお客様に来ていただけるかを考えている。その中で、特にカメラではかわいいアクセサリーなどを取り揃えた。デジタルカメラが簡単になってきているので、女性のお客様にも広く来店して欲しい」と話した。
ビックカメラ水戸駅店の大内敏也店長 |
デジタル一眼レフカメラコーナー | シグマ「SD1」の実機を展示していた |
レンズコーナー | レンズコーナーの前には、カメラやレンズを試せるテーブルを設置 |
ミラーレスコーナーでは、カメラ女子を意識した展示を行なっていた | 高級コンパクトデジタルカメラコーナーも |
コンパクトデジタルカメラコーナー | 防水デジタルカメラコーナー |
色別の提案を行なっていた | 今年の流行色はオレンジだとする展示も |
デジタルフォトフレームコーナー |
カメラバッグコーナー |
ポーチ類も充実させた | ストラップコーナー |
三脚コーナー | A3ノビプリンターも展示 |
A4のインクジェットプリンターは5階に展示 |
コンパクトフォトプリンターも5階のプリンターコーナーに展示 |
さまざまな撮影用品を揃えていた | フィルターコーナー |
記録メディアコーナー | 防湿庫コーナー |
バック紙や照明などのスタジオ用品も | 引き伸ばし機などの暗室用品も取り揃えた |
フィルム、印画紙、薬品なども扱っている |
バンダイの「ペンタックスK-rミニチュアマスコット」の自販機などもあった | カメラ売り場に隣接する形で写真プリントの受付コーナーを設置 |
セルフプリント端末も多数揃えた |
書籍コーナーも充実 |
当日の目玉商品のうち、カメラではキヤノン「IXY 10S」(8GBの記録メディア付きで9,980円)やニコン「D3000レンズキット」(2万9,800円)などがあった。オープン記念セールは日替わりで6月30日まで行なう。
店頭では、エコうちわや水戸駅店オリジナルカレンダーなどを配布していた |
オープニングセールのチラシも配っていた | エクセルみなみ内で2,000円分購入ごとに1回応募できる「GRAND OPEN記念キャンペーン」を7月18日まで実施している。抽選で、オリンパスのレンズ交換式デジタルカメラ「E-PL1」(3名)などが当たる |
なお隣に店舗を構えるヤマダ電機「LABI水戸」について、「隣にヤマダ電機があることは、ビックカメラとしても来店チャンスを増やすことができ、相乗効果になる。その上でお客様に喜んでもらえるようにする。価格については切磋琢磨していきたい」(大内氏)とした。
ビックカメラ水戸駅店の隣には、ヤマダ電機のLABI水戸がある |
2011/6/27 00:00