ユビキタスの「DeviceSQL」がパナソニックLUMIX DMC-TZ20などに採用


 ユビキタスは28日、同社の組込みデータベース「DeviceSQL」がパナソニックのコンパクトデジタルカメラ「LUMIX DMC-TZ20」と「LUMIX DMC-FT3」に採用されたと発表した。

LUMIX DMC-TZ20LUMIX DMC-FT3

 DMC-TZ20は、前機種「LUMIX DMC-TZ10」に引き続きGPS機能を搭載。ただし、収録する地名情報は、DMC-TZ10に比べて約2倍の100万件に増えている。「データが倍増しても使い勝手を損なうことなく検索可能で、DeviceSQLが大きく貢献した」(ユビキタス)。同じくGPS機能を搭載するDMC-FT3も100万件の地名情報を有している。

 両機とも漢字での地名表示に対応したほか、地名候補を選択または編集する機能も利用可能になった。

 DeviceSQLは、組込み機器向けに特化した世界最小クラスというデータベースエンジンを持つ高速データベースソフト。すでに、携帯電話、IPセットトップボックス、デジタルカメラ、カーオーディオ、液晶プロジェクターなどに採用されているという。

 DMC-TZ20は、1/2.33型有効1,410万画素MOSセンサー、広角24mm相当(35mm判換算)からの16倍ズーム、タッチパネル式の3型約46万ドット液晶モニター、AVCHD録画機能などを搭載する。発売は25日。実勢価格は4万2,800円前後。

 DMC-FT3は、12m防水、耐衝撃2m、耐低温-10度のタフネス性能を持つモデル。高度、方位、気圧の表示にも対応する。1/2.33型有効1,210万画素ハイスピードCCD、28mm相当(同)からの4.6倍ズーム、2.7型23万ドットの液晶モニターなどを搭載する。発売は25日。実勢価格は4万6,800円前後。




(本誌:武石修)

2011/2/28 14:47