【フォトキナ】ケンコー、レンズ式交換式デジカメ市場に参入

〜マグネシウムボディにCマウントを採用

 ケンコーは24日、フォトキナ2010の会場でレンズ交換式デジタルカメラの開発を明らかにした。2011年2月の発売を予定する。価格は、標準レンズがセットで3万円程度を見込む。

ケンコーが開発中のレンズ交換式デジタルカメラ(試作品)。当初フォトキナ2010で参考展示する予定だったが、輸送上のトラブルで展示が間に合わなかった。そのため、外観写真のみを報道関係者に公開した。装着しているのは同梱の標準レンズ
試作品のためホットシューに接点は無いが、製品版では付くとしている

 Cマウントを搭載したデジタルカメラ。ケンコーとしてレンズ交換式デジタルカメラは初となる。現時点で詳しいスペックは明らかになっていない。ケンコーブランドで製品化する。Cマウントは、動画カメラや監視カメラなどで採用されているスクリュー式の汎用マウント。

 センサーサイズは不明だが、画素数は1,400万画素になるという。JPEGでのみ撮影可能で、RAW記録には対応しない。ボディはマグネシウム製とする。標準レンズとして新規に開発した実焦点距離6mmでF1.4の単焦点レンズをボディに同梱する。

 ケンコーでは、「CP+2011(2011年2月9日〜2011年2月12日)の頃には発売したい」と話している。




(本誌:武石修)

2010/9/25 12:03