シグマ、「APO 70-200mm F2.8 EX DG OS」ニコン用を27日に発売


 シグマは、手ブレ補正機構付き大口径望遠ズームレンズ「APO 70-200mm F2.8 EX DG OS HSM」ニコン用を27日に発売する。価格は21万円。

APO 70-200mm F2.8 EX DG OS HSM

 手ブレ補正機構「OS」を搭載する大口径望遠ズームレンズ。2月にキヤノン用、シグマ用、ソニー用、ニコン用、ペンタックス用の発売を発表し、キヤノン用が7月23日に発売済み。シグマ用、ソニー用、ペンタックス用の発売日は引き続き未定となっている。

 35mm判のイメージサークルに対応し、手ブレ補正機構は約4段分の補正効果を持つとしている。ただし、ニコンF6以外のフィルムカメラでは手ブレ補正が正常に作動しない。

 蛍石と同等の性能を持つというFLD(“F”Low Dispersion)ガラス2枚と特殊低分散SLD(Special Low Dispersion)ガラス3枚を使用。残存色収差(二次スペクトル)の除去や軸上色収差の補正を図った。AF駆動には超音波モーターHSM(Hyper Sonic Motor)を採用。

 レンズ構成は17群22枚。最大撮影倍率は1:8。最短撮影距離は140cm。絞り羽根は円形の9枚。フィルター径は77mm。

 本体サイズは86.4×197.6mm(最大径×全長)、重量は1,430g(数値はシグマ用)。花形フード「LH850-02」、三脚座「TS-21」、APS-Cサイズのデジタル一眼レフカメラ用フード延長アダプター「HA850-01」を同梱する。

 また、別売のテレコンバーター「APO TELE CONVERTER 2x EX DG」および「APO TELE CONVERTER 1.4x EX DG」を装着可能。価格は2xが3万3,600円、1.4xが2万9,400円。

レンズ構成図


(本誌:鈴木誠)

2010/8/23 17:58