ソニー、「Distagon T* 24mm F2 ZA SSM」を海外発表

〜「DT 35mm F1.8 SAM」「85mm F2.8 SAM」も

 Sony Europeサイトは27日(現地時間)、「Distagon T* 24mm F2 ZA SSM」など、交換レンズ3製品を発表した。日本国内での発売は未定。

 いずれもデジタル一眼レフカメラ「α」Aマウントのレンズ。このうちDistagon T* 24mm F2 ZA SSMはPMA 2010やCP+2010で正式名称を発表した製品。


Distagon T* 24mm F2 ZA SSM(SAL24F20Z)

 35mm判のイメージサークルをカバーする広角単焦点レンズ。開放F値はF2。今回発表の製品で、唯一カールツァイス(Carl Zeiss)ブランドを冠している。APS-Cサイズ相当の撮像素子の場合、焦点距離36mm相当(35mm判換算)の画角になる。

Distagon T* 24mm F2 ZA SSM

 F2の開放絞り値に加え、9枚羽根の円形絞りを採用。「スムーズで自然なボケに貢献する」としている。

 また、AF駆動用として、超音波モーターのSSM(Super Sonic wave Motor)を搭載する。

 レンズ構成は、非球面2枚、EDガラス2枚を含む7群9枚。最短撮影距離は0.19m。最大撮影倍率は0.29倍。

 フィルター径は72mm。本体サイズは78×76mm。重量は555g。


DT 35mm F1.8 SAM(SAL35F18)

 既存のDT 30mm F2.8 Macro SAMやDT 50mm F1.8 SAMに近いシルエットの単焦点レンズ。レンズ内モーター駆動を表すSAM(Smooth Autofocus Motor)を型番に持つ。Sony Europeでは、「Easy Choiceシリーズのひとつ」と位置付けている。

DT 35mm F1.8 SAM

 レンズ構成は5群6枚。最短撮影距離は0.23m。最大撮影倍率は0.25倍。

 本体サイズは70×52mm。重量は170g。


85mm F2.8 SAM(SAL85F28)

85mm F2.8 SAM

 35mm判のイメージサークルに対応す中望遠レンズ。レンズ構成は4群5枚で、ゾナータイプの光学配置としている。レンズ内AFモーターを採用。

 最短撮影距離は0.6m。最大撮影倍率は0.2m。

 フィルター径は55mm。本体サイズは70×52mm、重量は175g。




(本誌:折本幸治)

2010/7/28 00:00