富士フイルム3Dプリントシステムがサンリオピューロランドで稼働


FUJIFILM 3Dプリントシステム

 富士フイルムは12日、東京都多摩市のサンリオピューロランドに、3Dプリントシステムの導入が決定したと発表した。4月24日にオープンする新アトラクション「KITTY LAB」(キティラボ)内で、サンリオピューロランドが提供するオンデマンド3Dプリントサービスとして稼働する。

 富士フイルムは、店頭向けの3Dプリントシステムの開発について2月に発表済み。これにより、ラボ経由で入手できた3Dプリントが、店頭でも受け取れるようになるという発表だった。今回、具体的な導入箇所として、サンリオピューロランドの名が挙がり、24日の稼働開始を発表した。

 同社の3Dプリントシステムは、パソコンと本体を組み合わせたもの。設置がしやすく、観光地、テーママーク、イベント会場、レジャー施設などでの3Dプリントの提供が可能になるという。

 専用のレンチキュラーシートに、熱昇華型方式で直接プリントするダイレクトプリント方式を採用。レンチキュラーシートに直接高精度にプリントするため、簡単・スピーディーな製作が可能としている。

 KITTY LABは、ピューロランドのオープン20周年を記念した期間限定の回遊型アトラクション。KTA(キティのDNA)を手に、7つのゲームに挑戦しながらリボンや洋服を選び、オリジナルキティを作り上げるという内容。開催期間は4月24日から10月24日まで。料金はパスポートまたはJOY5(500円)。写真は1枚500円。




(本誌:折本幸治)

2010/4/12 16:08